【声は届かない 】/【父娘の散歩(唯シリーズ)】
気まぐれに「#物書き即興力テスト」にチャレンジしてみました。
勝手に「お題の言葉を使わずに表現、文字数は指定数ではなくワンツイート縛り(改行含まず)」でやっています。
6月10日分
今日のにけさんのお題は『運命、電車、秋晴れ』です。140字以内で書いてください。
#物書き即興力テスト
【声は届かない】@NikeNilce
彼女と駅のベンチに腰掛けて各駅停車を待っていた。
秋風の涼しいよく晴れた日だった。
「あのね、私あんたが……」
「えっ」
タイミング悪く轟音を立てて貨物列車が通過する。
「……ごめん、なんでもない」
長い列車が過ぎた後、突然彼女は立ち去った。
僕と彼女はそういう巡り合わせだったんだと思う。
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「各駅停車を待つ」っていうのがなんかひっかかる。
でも電車は使えない。むむ。
6月11日
今日のにけさんのお題は『アドバルーン、菜の花、口封じ』です。1000字以内で書いてください。
#物書き即興力テスト
【父娘の散歩】@NikeNilce
「パパ、風船が」
黄色い花々に胸まで埋もれ唯が空を指す。
河川敷のグラウンドにサーカスが来ているのだ。
「行ってみよ!」
腕を引かれ苦笑する。
「ママには内緒だよ」
サーカス団員だった僕らは唯ができて旅暮らしをやめた。
唯には堅実な暮らしをと願う君はきっと怒る。
でも僕は唯に夢を見せたかった。
*****
犬の形のアドバルーンにしていたのだけどわかりにくいので風船に変更。
でもこれも風船飛ばしているみたいだなあ〜。
シチュエーションも題名だより
菜の花が又しても河川敷の菜の花畑に。これも伝わってるか厳しいww