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「冷たい手と手」 /「親切な人」

感想欄にてお題募集中❤️

☆お題:#雪という文字を使わずにを雪が降るを文学的に表現してみろ

(提供:Twitterタグ)


【冷たい手と手】


 信号が赤になり自転車を止めた。

 ふと冷たいものが頬を掠め、空を見上げる。

 うっすら鼠色した曇り空からひらりひらりと柔らかく舞い降りたそれが、かじかむ手の甲ににじんだ。

 薄桃色した指先に白い息を吐きかけ何度もこすり合わせる。

「無謀ね。こんな日に素手なんて」

 後ろから君が手を添えた。


*****

 きっと添えられた手も素手だと思うの。(手袋はあっても)



☆お題:#雨という文字を使わずに雨が降るを文学的に表現してみろ

(提供:Twitterタグ)


【親切な人】


 チャイムがなってドアを開けると人が立っていた。

「洗濯物が濡れますよ」

 路地のアスファルトに小さな黒点がちらほら見える。

「ありがとうございます」

 慌てて礼を言い、ベランダへ駆け上がる。

 洗濯物を取り込んだ途端にザッときた。

 はて、親切なあの人は一体誰だろう。

 思い出せなかった。


*****

 雨の精なのかもよ? なんて

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