60.決戦の時
プロローグ的な?
「はぁぁぁあ‼︎」
気合の篭った声が迸り、直径100メートルはあろうかという巨大な岩が粉々に砕け散る。
闇夜の中に巻き上がる粉塵。
その粉塵の中に眩い光を発する人影があった。
「いい感じ。これならレイを失望させずに済みそうだ」
満足出来る仕上がりに僕はやれる事はやったと満足気に頷いた。
一方、同時刻断崖山にて、大規模な破壊行動が行われていた。割れた地面に雷が迸り、その上に倒れた木々は粉々に刻まれ燃え尽き、あるいは凍らされていた。
次の日、王都に過ごす人々が『また断崖山で異常が!』と口々に不安を漏らすことになるその環境破壊は一人の少年がもたらしたものだった。
「こんなもんか。まぁ、なんとか間に合ったかな」
なんとか納得出来るレベルまで仕上がった事を嬉しく思いながら、トントンと肩で剣を鳴らす。
「レイ」「ディク」
「「誓いの時だ」」
それは必然か偶然か、遠く離れた場所にいる二人の声が山を越え、草原を駆け抜け、川を飛び越え重なった。
その誓いがどちらに傾くのかは……まだわからない。
書いたはいいけど行き場をなくしていたプロローグを投稿できて私は満足です。え?いきなり章構成変えるの?
と思った方申し訳ありません。
私の勝手な判断でプロローグ入れました。しかも次の章からプロローグ入れるかも決めてないという……
重ねてお詫びします。
そんなわけで、次回が本当の武闘大会編第1話。
次の更新は、火曜か水曜です。




