外伝 運命の夜
雪がシンシンと降り頻っていたあの日。
私三代聖奈は繁華街で友人と遊んだ後帰り道で一人の男の人が具合の悪そうな顔で歩いていたが途中でしゃがみ込んでしまった。
「大丈夫ですか?」
そう私が近づき声をかけると男の人は片手をヒラヒラと私の前でさせて「大丈夫...ちょっと呑みすぎただけだから....」
ハハッ...っと哀しげな表情で彼は笑った次の瞬間気持ち悪そうに蹲ってしまった。
(ふらふらしてるじゃない...外に放置も心配だしそうだあそこに連れてってあげよう。)
「付いてきてください、外は寒いですしそのままでは風邪をひいてしまいます。」
ヨイショッと彼に肩を貸し歩きだす(ッ....!重い意外とガッシリしてるわね...)その男は二十代後半位か黒髪オールバックで精悍な顔付き皮ジャンとダメージジーンズと所謂ワイルドファッションである。
(御父様の組の人達みたいクスクスッ)
目的地に向かいながらそう思い笑う。
----聖奈の父は所謂この町に根差した昔ながらの極道一家の組長である。
悪質な暴力団等と違いこの町で祭りの仕切り、賭博の開帳、おしぼり代等を生業としている真っ当な組織である。閑話休題----
歩いて五分程か目的地のラブホ...っといっても聖奈の父の組が営業してる持ちビルだ。
「修造さーん道で倒れそうな方を見付けたので休ませてあげてくださいませんか?」
カウンターにいるパンチパーマで小太りの男に声をかけた。
「お嬢!?又ですかい?この前も連れて来たばかりじゃないですか...世の中善人ばかりじゃないんですから気を付けてくだせぇ...特にそんな柄の悪そうな男...」
心配そうな顔でもう一人厳ついオッサンがおろおろするのに少し笑ってしまう。
「錬次さんったらーもう私高校生ですよ?心配性なんですからークスクスッ」
「スイマセン迷惑かけちゃって...」オールバックの男が申し訳なさそうに謝罪する。
「おう、坊主お嬢に迷惑掛けやがって!まぁ良いやぃ!取り敢えず部屋貸してやるからゆっくり休んで行けやい!
お嬢悪いですがこいつ部屋に連れてってやってくだせぇもうすぐカップルでかきいれ時ですからね。」
「わかりました修造さん。
さぁ行きましょう?」
部屋に彼を連れていくとドアを開いて部屋に入ってベッドに座らせる。
「それでわ私はこれで失礼し....キャッ....!」
ドサッ....ベッドにいきなり押し倒された
「な、なにするの!やめてくだっ....ーーーッ!」
唇を無理矢理塞がれ舌が侵入してくる。
男は何度も何度も舌を絡め私を蹂躙していく。
そして「ぷはッ...アズサさんっ...好きです」そう。男は酔っていた...
「いやぁッやめて!!」
その夜私は初めてを奪われ何度も無理矢理イカされて気絶したそして気付いた時には男は居なかった...私は「アズサ」とか言う女の代替えで初めて会った男に犯された...何度も何度も何度も何度も何度も何度も慈しむようで知らない女への愛を囁きながらでも私はそのうちに男にドウシヨウもない愛と憎しみを覚えていた。
私を見ずに私を全てしゃぶりつくした男に。
(探さなきゃ探さなきゃ必ず私の物にして見せる愛してる憎い許さない絶対に離さない!...................待っててねアナタ♪ヒヒッ.....!)
後日凶行があった部屋から彼の学生証が出てきた誠一さんというのか...あぁ....同い年だったんですね...早く会いたいなぁ…聖奈は学生証に載った誠一の写真を何度愛しそうに舐めていた。




