《場面は再び居酒屋に。》
「…僕が、そうなんだけど、
この日本で、
より都会派に生きようとすると、
もっと、お金!お金!!に、
なってしまうんだなぁ…。
流行りの服、
マイカーを新車で購入したい、
より利便性のある所に住みたい…
佐野は、この街で満足できず、
この街を出て行った…
僕が思うに、
この街は、良いところが、
ごまんとあるんだ。
彼は、それで満ち足りず、
さらに外へ『何か』を求めて去ったわけだけど、
あくまで僕の予測だが、
彼、金の亡者と、なってる可能性を否めないんだよなぁ…。」
「う~ん…
俺が思うに、
ベストは、まず電話で話してみる!だな…
番号を知っているのならな……
ベターは、
会わない。もう一切、こっちから連絡しなければ、あっちは、どんなメールをしてくるか?
電話を掛けてくるのか?
全く、もう何も連絡してこないのか?
んでもって、3番目は…」
「…3番目は?」
「ちょっと無責任な提案だが、
久しぶりに一度、
会うだけ、会ってこれば?
日曜日の昼前後に、
普通のファミレスとかで。
その時間帯、そんな場所なら、
まずもって、こっちが八方塞がりになることは、ないだろう…
例えばAM11時とか、PM1時で、
待ち合わせる…
何かしら佐野君と必ず直に会話は出来るだろう?
で、
これホント、他人事みたいで、
ぶっきらぼうな言い様だが、
おもしれーじゃん♪」
「…おもしろい?」
「いや、そんなふうに、この街を出て行って、戻ってきた佐野君は、どのようになっているか…?
会えば、正に一目瞭然って、やつよ♪
すげー前と変わった容姿かもしれないし、
全然、見た目は変わっていない佐野君が、
そこにいるかも知れない…。
いやさ、
御前が、三年間も、この街の外で佐野君が何をしていたか、
気になるなら…、
彼に会いたいと思うなら、
そんな感じで会ってこれば?
いや、あくまで、
俺の推奨は、
俺が考える、
ベスト、
ベター、
3番目の順だぜ…!」




