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齢40に、
なる僕は、
『誰も傷つかない世界』なんて、
まずもって無理だと
決めつけようとしていた…。
僕は、
現在、
アルコールは飲むし、
タバコも吸う…。
双方を僕は絶てないのだ…。
僕は過去、
曲がりなりにも営業職に従事しており、
まわりから仕事が上手くいくよう、
沢山のアドバイスをもらい、
僕自身で営業が良くなるように、
考え、動いたトライ アンド エラーの数も少なくない…。
僕は今、営業職では、ないが、
朝から弊社の顧客と会う機会が多く、
【朝一から、僕が御客様をブルーに、
させてしまうのだけは、ないようにしよう!】と重々、思う。
そんな発想が自身で出来るようになったのは、
ここ最近である…。
以前の僕は、そのような思考まで、
至れずに仕事をしていた…。
僕は大都会でも、
ド田舎でもなく、暮らしやすい自治体に、
住んでいる。
で、
只今、
男友達と差しで飲んでいる。
互いにアルコールが入り、
陽気、極まりない、その時、
友達が僕に言った。
「この後、二人で水タバコ、吸いに行くか!?」と…。
僕は酒を飲み、
普通のタバコは吸うが、
僕の情報網で、
水タバコに手を出してしまったら、
『朝から人を不快に、させない…!』の今の僕は消えてしまうような気がした…。
僕は少しの沈黙後、
「…僕は止めておくよ。
あの、もう僕、帰るんだけど、
今日の飲み代、全部、僕が払うから、
一つ相談に乗ってくれないか?」と発言した。
隣の彼は言う。
「…話してみろよ…。」と。
「僕が今、勤めている会社に、
佐野 大地っていう同僚が、
いたんだけどね…」
「『いたんだけど』…?」
「三年前に辞めちゃったんだよ。
それから昨日まで音信不通だった…。
それが、昨夜、突然メールが来てね…。
『来週の日曜日、会いたい。』って。」
僕は、そこで一息ついて続けた。
「僕は僕なりに佐野をそれなりに知っていて、彼、会社を辞めて、この街を出る!って言ったとき、
(…ハッタリだな…。)と僕は踏んでいたんだよ…。それが彼は本当に、この街を出ていき、
昨日まで僕には連絡が、まるで無かった…。」
僕は続ける…。
「…そんな彼から、会いたい、の突然のメール…僕が思うに…」
「…『思うに』、なんだ?」
「僕に借金の打診だと思うんだ…。」




