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(第31話)冬の気仙沼

2月下旬、

私と亮ちゃんは、

気仙沼の湾を望める神明崎という所に来ている。 

気温は 2、3℃ かな?

底冷えがする曇り空である。

あの大震災の日。

3月11日の最高温度も

5、6℃だったらしい。


「先輩、気仙沼の恵比寿様の話し

 知ってます?」


(私)

「いや、全然」


(亮ちゃん)

「あそこ、見えますか?

 浮見堂。恵比寿像があるんですよ。

 ところが、あの震災の時、

 恵比寿像も流されたんです。

 

私は、恵比寿様が流された多くの人を

 救う為、自ら海に入られたと思ってます」

 

(私)

「知らなかった。

 で、恵比寿像は?」


(亮ちゃん)

「その後、どうしても見つからず、

 なんと9年後の2020年1月に

 引き上げられたんです」


(私)

「エエ話しやな〜」


(亮ちゃん)

「その恵比寿像は、近くの五十鈴神社に

 奉納されたんです。

 今は、新しい恵比寿像が気仙沼を

 見守ってくれてます」


(私)

「昔から、気仙沼では恵比寿さんが

 身近な存在やったんやな〜。

 やったら、インド繋がりで閻魔大王さんから

 七福神のおひとり

 弁財天さんに声をかけてくれたじゃない。

 恵比寿さんも七福神のおひとりやから、

 今度は七福神繋がりで、恵比寿さんにも

 声をかけてくれたんかな?

 インド繋がりから七福神繋がりへの

 神様のネットワーク」


 (亮ちゃん)

「先輩、七福神の出身?って知ってます?

この間話したように、

大黒天さん、毘沙門天さん、弁財天さんがインド。

寿老人さん、福禄寿さん、布袋さんは中国。

で、恵比寿さんのみ日本なんです」


(私)

「よう知ってるな〜」


(亮ちゃん)

「一応、国家公務員?みたいナンやってますんで」


(私)

「色っぽい?弁天さんが、男盛りの恵比寿さんに。 って感じやな。ここだけの話し。知らんけど。」


(亮ちゃん)

 「先輩は、相変わらず妄想が凄い」


(私)

「ところで。天上界の弁財天小百合さんは

 今頃、何してるんやろ」


(亮ちゃん)

「そしたら、小百合さんを想って

 晩ご飯は、恵比寿ビールに戻り鰹の刺身と

 洒落込みますか?」


(私)

「帰ったら、言うたろ」


(亮ちゃん)

「あ〜それだけでは」


(私)

「言うぞう、言うぞう、加山雄三」


      さむ〜〜

今夜は、雪やな!


           つづく

次回(セミファイナル第32話 一枚の写真)


        をお楽しみに











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