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(第24話)気仙沼慕情!

3人揃って、気仙沼へ行くの巻である。


亮ちゃん、小百合さん、私の3人が

気仙沼へ行けるようになったのは、

秋も深まる11月初旬でした。

午後5時45分。天上界駅前で待ち合わせ。

出発は午後6時。

JRT(日本霊界鉄道)東日本が運行する

新青森駅行き はやぶさ5号。

一ノ関駅で乗り換え、気仙沼駅へ。


私と亮ちゃんが、一足違いぐらいで駅前に。

小百合さんを待つ。5時40分過ぎ

小百合さんらしき女性登場。

らしきと言うのは、

驚きの装いで現れたのだ。

黒のドレス風スカート。

黒の大きめのサングラス。

毛髪はクルクルと、まるで法螺貝を載せたような。


小百合さんが「お待た〜せ〜〜」

私と亮ちゃんは、「よう」って感じで

小さく手を上げる。


この装いは、なんなんだろう。


小百合さんは列車の中で、

自分のファッションについて語りだす。


小百合さん高校3年生の初デート。

高知市の映画館で観た、

オードリーヘップバーンの

【ティファニーで朝食を】

ムーンリバーの主題歌も印象的だったらしい。

ラストシーンでの衣装が、

こんな感じ?だったそうだ。


小百合さんの発音は、何度聞いても

ティファニーじゃなくテェファニーに聞こえる。

高知ではテェファニーやったんかな。

オードリーヘップバーンか。

ピップエレキバンとは違うで。


車内で亮ちゃんから

東日本大震災との関わり合い。

当時の様子。現在の様子などを聞いた。

当時のニュース映像では表現できない

生々しい現実があったらしい。


その現地に行って、

魂を救い、天上界にお迎えする。

気持ちは、おひとり残らず。

と、事もなげに話す亮ちゃん。

私も小百合さんも

言葉にならないほど感心させられた。


列車は、1時間ほどで気仙沼駅に着いた。

さすが新幹線が走るJRT東日本。

在来線のみのJRT四国とは違う。

天上界と地上界の時差は12時間。

なので今は朝の7時過ぎ。


駅を出ると、亮ちゃんの仕事仲間みたいな方が

出迎えてくれた。


しばらく歩くと、大きな倉庫みたいな所に

案内された。

入ると、ちょっとした市役所風の事務所。

会議室みたいな所で、女性の事務員さん?が

近況を話してくれた。

やはり年々、救済される数が

かなり減ってるみたい。


3人は、

捜索用の船に同乗させてもらった。

気仙沼の湾内を出て太平洋に。 

亮ちゃんの話しでは、

東北沿岸から200kmぐらいは、

水深が100mから200m。

しかし200kmを過ぎるころから、

日本海溝のエリアに入る。


東北地方の土地は、

北米プレートという

巨大な岩盤の上に乗っているらしい。

北米プレートの東端は、沿岸から200km付近。


その北米プレートの東端の下を、

東側から西に、海洋プレートである太平洋プレートが沈み込む。


したがって

北米プレートの東端は、

断崖絶壁の如く、ほぼ垂直に曲がり、

恐ろしく深く深く落ち込んでいく。

水深は8,000mにも達する。

これが日本海溝の正体。


私と小百合さんは、聞き入ってしまった。


亮ちゃんが、やってきた仕事の困難さの一端が垣間見れた。


しかし、このまま

本田さんのおばあちゃんが、見つからなかったら

結婚式が、いつまで経っても出来ない。


娘さんとおばあちゃんの約束。

ほんとうに尊い。


だからと言って、本田さんや奥さんや彼。

娘さんを応援してくれてる皆んなの思いも

痛いほど分かる。


気仙沼で感じた、あまりにも重い課題。

天上界への帰路。

三人三様に考え込んでいた!


            つづく


次回(第25話)決断


     をお楽しみに




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