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愛の舞い

作者: 秋葉竹



夢の中で

踊ったのはあれは

ほんとうの虹の粒子に似せて作られた

夜の舞台での

できごとだったのです


闇の中で

囁いたのはあれは

ほんとうの寂しい夜のしじまに溶けこんだ

やさしい夢がたりの

モチーフだったのです


眠れない夜に

あなたを想う深いところのこころの音色を

ス────ッ

一途に吸いこむとき

キラッキラな星のうたが

軽い寝息になればいい


夜が

好きなのは

きっと

そんな風な甘いひとり寝を

あなたの幻のあたたかい幻影にいだかれる

添い寝に変えられる魔法の時間だから


それを愛と呼べるのかと

訊かれるともう

カゲロウの吐息みたいなちいさな恋を

からだじゅうに染み込ませてうつむいて

笑ってしまうんだ



それでは

愛の舞いを

舞いましょう


夜通しの

ラブパラドックスを聴かせてあげる

そしてそれでもよければみつめあって

やっぱりすこし照れるけれども

愛の誓いを

そっと

ゆめなか

交わしましょう


そしてロンドを

艶めくチークを

ふたりっきりで

踊りましょう







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