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プロローグ
慌しい入学式も終わり、少なからずの友達もできた。
この学校で新しくやっていこうと思っていたのに。
自分の学校の校舎の屋上を見ると 1人の少女?がいる
何をしているんだろう?そんなことを考えながら見ていると、フェンスを乗り越えようとしている。
俺はそれを見ると校舎の中へ走っていく。
屋上までの階段を2段飛ばしで上がって行く。
早く、もっと もっと早く。
屋上の扉を開き、フェンスに近づく。
扉の音に気付いたのか こちらを振り返る少女。
その目は氷のように冷たそうに俺を見る。雪がかぶったような真っ白な肌、それに映える真っ黒な髪。そして手に持っているのは、
真っ黒な大鎌。
持っているものに目を疑う。
少女はフェンスを降りてゆっくりとこちらに歩いてくる。
そして俺の顔に触れて、いきなり
俺の唇に自分の唇を重ねた。
突然の出来事に頭が働かない。
何が起こった?
少女がいて、俺に近づいてきて、鎌を持ってて、そしてキスした?
そしてゆっくりと少女は喋る。
『死後の世界はどうですか?』
そしてここから始まる 俺と少女の抜け出せない物語