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売界 序文  作者: わくどぅー
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始めの音

初投稿です。他の作品と比べてこの作品は短めですので少ない空いた時間に読んでいただけたら嬉しい限りです。内容は…テンプレなんでしょうかね(笑)

な、なんだあれ?!


俺が驚き見上げた先、それは空だった。


今俺達が住んでいる場所よりもずっとずっと広い雄大なあの空。


気のせいだろうか、あの空から音が聞こえる。あれは…雲?おいおい、なんか付いてんじゃねぇか。


ありえない。雲の上にとてつもなくでかい赤色の箱の様なものが乗っている。あれはなんなんだ?


宇宙人が地球に侵略して来たんじゃないかとか餓鬼みたいな妄想しながら少し興奮してたらまた音がした。さ


っきとは違う、何かと何かがぶつかったんじゃないかと思う様な音。さっきの赤いので完全に厨二心を躍らせ


ていた俺は瞳孔をフルに開いて空を見上げる。眩しい、瞳孔を開きすぎた。取り敢えず一回落ち着こうか…


今までの出来事の整理を今のうちにしておこう。まずあの音、あの音はどっから出てきてるんだ?空にスピー


カーなんてある訳ないし…そもそもあの赤いのはなんなんだ?ってかこれ整理出来てないじゃんかよぉ!ただ


思ったこと述べてるだけじゃねぇかよ!自分の頭の悪さに呆れる一方で俺の心は少しばかり落ち着きを取り戻


していた。


ある程度落ち着いたところでもう一回空を見上げる。……マジかよ…もう目の前の光景が信じられない。


空では音のままに例の赤い箱が何かと衝突していた。雲の上には青い箱。大きさは赤い箱と同じくらいだ。


厨二心くすぐるとか言ってたけど真面目にわけわかんねぇぞ!おいどうするんだよ!


待てよ?あの箱、少しずつ小さくなっていっていないか?どうして…もしかしてぶつかって何かをお互いに削


り合っているのか?そしたらその削りかすはどこに…


俺のそんな疑問は次に訪れた疑問によって完全に掻き消された。ん?なんか降って来たぞ?大きさ的には雨粒


と同じくらいのものだが…本当に雨かこれ?こんな頭のおかしい出来事が起こってるなかじゃそんな当たり前


のことさえも信用できなくなっている。ありがたいことに俺は目がそこそこいい。雨粒だって1粒を集中して


見れば形とか色とかは判別できる。俺は心の中でそう自画自賛しながらも降ってくる雨をまじまじと見つめ


る。これは……やはりそうだった。この降ってくる物の正体は雨なんかじゃなくてこの箱の削りかすだった。


青色の削りカスもあれば赤色の削りかすも降って来ていてその箱の周りに僅かに水が付いている。そんな感じ


だった。でもなんでこの箱は…『水溜り』に溜まっていないんだ?そもそもあの箱はなんなんだ………………


ピピピッピピピッピピッ


なんだ…夢か…


夢にしては随分作り込まれてんな…


この時俺はまだ、この夢が見せてくれたこの世の狂いに気付くことができなかった


この夢の意味を見出せなかった。


全てがただの夢だと思い込んでいた。


あれが流行るまでは…


こんな作品を見てくださりありがとうございます!

また続きも執筆できたらいいなと思いますのでどうか応援のほどお願いします!


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