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臨時収入と農作業 

「おはようクロード」

「ふわっ、おはようアイリ」

昨日は工房から帰ってきて罠の在庫を確認して就寝した。


今日は仕掛けてある罠を確認するのと追加で罠を設置する作業だ。

「私が何かかかってないか確認するから仕掛けの穴を埋めるように仕掛けていってね」

そういってアイリは手慣れた感じで森の中に入っていく。


自分は罠の配置図を確認しながら指定された地点に罠を設置する。

仕掛けとしては簡単だけどこれにも付与がされていて中々凶悪な仕上がりになっている。

悪銭苦闘しながらも確実に設置してアイリの後を追いかける。


「クロード血抜きが終わったらこれ持って家に帰ってくれる?」

今日の臨時収入は鹿のようだ。

「わかった、アイリは?」

「鳴子を見たら戻るわ」

第一次防衛の虎バサミ、そこを超えたら鳴子で相手を威嚇すると同時に自分達に危険を知らせてくれるようになっている。

罠を入れてきた袋に鹿を入れ背負うと元来た道を引き返す。


家についたら丁寧に皮を剥いだり角に傷を入れないように取り外す。

アイリが帰ってきて肉の部位を綺麗に分けていく。

今日は新鮮な肉が手に入ったから焼肉の予定らしい。


時間が少し空いてしまったので葉物野菜の種の分別作業をして欲しいと頼まれる。

発芽しないと思われる種を弾いていく作業だ。

これをしないと畑での発芽率がかなり変わってきてスペースが勿体無いことになるらしい。

子供の頃、小遣い稼ぎでやらせて貰ったけど地味でつらい作業だ。


黙々と作業を進め、目が疲れてきたところに料理の準備ができたと呼ばれて作業を中断する。

アイリが用意した炭を組んで魔法で着火して自分の食べる分を焼いては食べていく。

かなりの量を用意されていた肉だがあっという間になくなってしまう。


午後はトマトとナスの定植をするということで鍬を持ち耕していく。

少しだけ鍬の扱い方になれて先日よりはスムーズに作業を進めることができた。

耕し終わり、一緒にやってみようと言われ定植のしかたを教えてもらい実戦してみる。


アイリは簡単にこなしているのだが、実際にやってみると中々難しい、ポットから出して崩して焦った所をサポートされつつなんとか植え替えたりして夕刻近くまでかかって作業を終えた。


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