アイザック工房 02
盆休みも過ぎ忙しい農家の日々が戻ってきた。
収納魔法も使い慣れてきて調整の終わった野菜の搬入作業は僕の仕事になった。
火魔法は選別して燃やすほうはまだ上手くいっていないが木々を燃やさない程度に抑えて使うことはできるようになった。
今は搬入作業を終えて市を冷かしている。
そういえば今使ってる剣は痛みはじめておりそろそろ買い替えなければと思いだしアイザック工房に足を伸ばす。
カランカラン 店の鐘を鳴らしながら入店する。
「アイザックさんはいるかな?」
「オーナーなら奥で仕事中ですよ。ご用件をお聞きします」
「剣を新調しようと思うんだけどいいのないかと思って」
「そうですね、取りあえず測定をしてみましょう」
測定板に手を乗せようとしたときにそいつはやってきた
「おいおい、店をめちゃくちゃにしたクロードじゃねぇか。よく顔を出せたものだな」
こいつは事故を起こしたときに臨時責任者だったブランシュ・ロットマンこいつも責任を取らされて降格したとは聞いていたけど相変わらず僕のことは嫌いみたいだ。
「ちょと、ブランシュさん商談の邪魔しないでくださいよ」
受付の子が文句を言っている。
「店内で騒ぐなつってるだろうが」
そこにアイザックさんが顔を出す。
「でもですね、こいつのせいで納期やばかったんですよ」
「ありゃ、そもそも新人に無茶させたお前が悪い。調子乗ってたクロードにも問題はあるけどな事故を防止すべき人間だったお前が率先して起こさせたんだろうが」
アイザックさんが一睨みすると工房に逃げ去って行く。
「あいつも火魔法得意なんだがお前さんが入って自分のお株を奪われるとでも思ってたみたいでな。で、用件はなんだ?」
「そろそろ剣がやばそうなんで新調しようかと思って」
収納魔法から剣を取り出しながら手渡す。
「ほう、収納を使えるようになったのか、手入れの仕方がなっちゃいないが、使い込んであるのも確かだな、測定のほうは?」
「今からです、クロードさん乗せてください」
今度こそ測定板に手を乗せる。
「ほう、こりゃぁ短期間にずいぶんと強くなったな」
「今年は魔物の発生量が多いみたいで駆り出されましたからね」
「剣は3日後ぐらいに届けさせる、こいつは返すぜ」
アイザックさんから剣を受け取り収納魔法に収め店を後にした。




