魔法屋 01
魔法の自主練で行き詰まりを感じた僕は盆の休みを利用して魔法屋を訪ねる。
魔法屋は魔法に関するものなら何でも取り扱っている。
「おや、クロード久しぶりじゃないか」
店主のミッシェルさんが出迎えてくれる。
「お久しぶりです。今日は魔法で行き詰っていてアドバイスを貰えればと」
「天狗になっていて工房でやらかしたとは聞いていたけど心は折れてないようだね」
魔法で大事故を起こしてしまった人の中にはトラウマとなって魔法を避けるようになる人なんかもいる。
「取りあえずこの水晶に手をついてくれるかね。今現在の状態を見るから」
差し出された水晶に手を突きながら
「いつも思いますけどこれだけでアドバイスできるのって不思議ですね」
「大事な飯のタネだからね。企業秘密だよ。ふむふむ。最近は精度を上げる練習をしているようだね」
「そうなんですけど中々うまくいかなくて」
「練習と実地は違うからね。これ以上はダンジョンとかで実際に使ってみるしかないさね」
「実地かぁ。森の中だと放つのが難しいんですよね」
「アイザックの所、辞めた後はどうしてたんだい?」
「今はカルツさんの所で手伝いですね」
「なるほど、作物を守るための自衛の為の狩りがメインかい。なら空間魔法の収納とか覚えてみるかい?」
「空間魔法って難しいって聞きますけど、大丈夫ですかね?」
「お前さんセンスは悪くないからすぐ使えるようになるとは思うよ」
「それでは指導のほどをよろしくお願いします」
こうして空間魔法に挑むことになるのでした。




