収穫期 01
季節は夏、うだるような暑さの中農園は収穫期を迎えていた。
魔道具の力で虫除けをしているので熟れ具合を見て収穫するだけの簡単な作業。
収穫できる物が多いということはそれは同時にそれを狙ってやってくる野生動物や魔物も増えるということであり撃退をしなければいけないわけでそれなりに忙しい日々を送っている。
「今年は襲撃の回数が多くてクロードがいてくれて助かったわ」
今は家の前で収穫してきた野菜をアイリと共に調整作業をしている。
カルツさんはスィーリアさんと共に魔物の間引きにでている。
野菜の数が増えてリヤカーでは収納しきれないので夕刻に馬車をお願いしており、それまでに作業を終わらせなければならない。
刻限ぎりぎりに作業を終えアイリが調理をしている間に魔法の練習をこっそりする。
火魔法は今のままでは森の中では限られた状態でしか使えない。
制御がうまくなれば燃やす物と燃やさない物を区別することが可能になり森の中でも攻撃魔法が使えるようになる。
「クロード御飯できたよー」
アイリの声で練習をやめ、食事を取るために家に入る。
使いこなせるようにはまだまだ練習が必要そうだけど鍛錬あるのみである。




