狩猟と探索 02
今日も今日とてスィーリアさんとカルツさんと共に森の探索を続ける。
カルツさんが何かの足跡を見つけて少し待てと静止の声をかけてくる。
群れで行動する餓狼という名の魔物じゃないかと話し合う二人。
「放置するわけにもいかんし俊敏で狩りにくいが」
「そうですね、狩りやすい場所に誘導して周囲に罠を張って待ち受けますか」
二人の指示にしたがいスペースが少し空いている場所に空間を作り、武器を振り回せるようにして自分達の周辺に罠を仕掛ける。
カルツさんが土の魔法で一斉に飛びかかってこれないように地形を操作する。
最後に呼び寄せる為に壺に入れた血を火の魔法で蒸発されスィーリアさんが風の魔法で拡散させる。
匂いに釣られて餓狼と言われる狼のような魔物が寄ってくる。
数は4,5匹といった所。
餓狼は放置しておくと数十匹での群れをつくる大変危険な魔物だ。
このぐらいの数で現れてくれたのは行幸と言ってよい。
正面をカルツさんが受け持ちスィーリアさんは弓を構えると矢をつがえてまだ距離のある餓狼に先制攻撃をする。
僕は側面から回り込もうとして罠にはまった餓狼に止めをさす。
正面から挑んできた勇敢な餓狼をカルツさんは危なげもなく仕留めていく。
危機的状況に陥ることもなく安定して狩ることができた。
せっかく陣地を築いたので有効活用するべく罠を張り直し血を拡散させて魔物を釣りだす。
釣れるまでの間に素材を剥いだり魔石を取り出し、肉の一部はその場で魔法を使って炙り簡単な食事にありつく。
夕刻近くまで粘り最終的にそこそこの数の獲物を狩りこの日は森に野営することになった。




