農作業 04
今日はビニールハウスの中に落ち葉を運び込んで苗床をつくりサツマイモを一定の間隔で並べていく。
軽く見える落ち葉も数が多いと大変重いもので運ぶのに一苦労だ。
作業を終え苗床全体にアイリが魔法で水をかける。
発芽しやすい温度になるように火の魔法で調節をしてビニールハウスを後にする。
これからしばらくは細かく調整をして植えられるようになったら順次、畑に苗弦に植えていくことになる。
午後からはアイリが植えていた葉物野菜を収穫して調整をする。
最初は手間取りつつも見様見真似でさぎゅを続けていく。
調整の作業を終えた野菜がリヤカーいっぱいになったら順次卸先に収めにでかける。
夕刻まで作業を続け今日も一日が過ぎていく。
「クロード、これから魔物や動物の襲撃が頻発するから早めに休んでね」
ここは街の外れに位置していて防衛線も兼ねているのだとか。
翌朝、罠を張ってあるエリアを見回ると狸がかかっていた。
手早く止めをさし、血抜き作業を済ませ罠を張り直す。
狸を抱えながら家に戻り、ビニールハウスに入り温度の調節をする。
「やっぱり火魔法使える人がいると温度調節が楽だわ」
普段は薪を焚いて温度調節をしているとのこと。
お昼ぐらいまでトマトやピーマン、ナスの誘引作業をして午前中の作業は終わる。
カルツさんが家に来て
「順調そうだな、そろそろ忙しくなるからこっちに戻るが木を運ぶの手伝ってくれ」
とのことで午後は二人で木を運ぶことになった。
アイリは葉物野菜を収穫して調整をして配達をするとのこと。
何事もなく日常が過ぎていくのだった。




