1話 ほんとの出会い
意味分からないあらすじだと思った方こそ、
見てください。
要は、全然そんなんじゃなかったのに惹かれていく。
甘酸っぱくて、じれったくて、微妙に三角関係な。
・・・うわあ、また意味分からなくなった。
窓の外に視線を送ってみた。
・・・寒い。
のに雪は降ってない。
チョークのカツカツ、という音。 教科書をめくるパラパラ、という音。
センセのここテスト出すぞ、という音。
ノートに書き写すカリカリ。小さな雑談のヒソヒソ。
「勉強」の、音たち。そりゃ、ぼーっとしたくなる。
だって面倒くさいでしょう? お勉強。
眠い。
寒い。
だるい。
数学って、分からんしさ。
「えぇ、それじゃあコンパス持って来てるなァ?
したら黒板の、この図形自分らで作ってみろ。」
・・・・・うわぁ。
「数学のせんせい」、本気ですか。
コンパス持ってないのにぃぃぃぃぃぃぃ。
っ、やり過ごせるか・・・・?
今更だけど、ノートにガリガリ写し始める。
やばい。
数学のおっさんにだけは、・・・・からまれたくない!!
エンジン全開、脳フル回転でッ
・・・・・やってやるんだから!!
「・・・お、塚本さんコンパス無いんかな?
それじゃあ井上くん、貸してあげて。」
「はーいっ」
隣の席の、井上くん。
は、針のまがったコンパスを差し出してきた。
すっごい良い笑顔で。
ほっとした。
「あの頃」とは、大違いだ。
普通の時だとこんな風に笑えるんだ。
・・・よかった。
なんか中途半端ですみません