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こういう遊びが好きだったんだ

ネリーは留守番をすごく頑張ってくれていた。これなら安心して留守を任せられる。あまり無理はさせたくはないけど。ネリーの仕事具合によってはまた手伝いをギルドに頼んだって良いか。

俺がヤンさんたちと王都に戻って一週間くらい経った頃。マークさんとキエラさんという副ギルド長が我が家を訪ねて来た。

そういえばずっとギルドに行ってなかった。


マークさんは薬を取りに来たと言い、キエラさんは俺の分の報酬金を持って来たと言う。

俺はマークさんが要求する薬やシャンプーなどを渡し、報酬金をもらった。

それから結界魔法の魔石についての話になったけど、これはきっぱり断った。その理由はちゃんとあって。


悪用されたら大変。実際若獅子のメンバーも俺から奪おうとしたんだよ。そんな簡単に悪意を人は持てるんだから恐い。

獣にも魔獣にも遭遇しなくなるけれど、いなくなるわけではないから増える。それに討伐依頼をこなせないよ?

護衛の仕事はなりたての冒険者たちの良い勉強の機会でしょう?

大体いつもなら一番近い村に馬と馬車を預けて森に向かうんでしょう?村の財源を奪ってはいけない。今回は急いでいたし、俺がいたから特別です。


うん。まあその件はそれで済んだ。

でもキエラさんは攻撃魔法としての結界魔法についても訊いてきた。

あの結界は空気を遮断する特別な結界だからなぁ…詳しくは話さず、俺がスキルで作ってる結界で特別であること、他の人が作るには難しいだろうと言うにとどめた。

うん。俺が旅の間に張ってる結界は雨や風を通さない。けど空気は通すし、余分な水蒸気を出したり入れたりして温度と湿度をほぼ一定に保ってる。前世の世界の、なんとかテックスとかみたいなものだ。

でもこの世界の人にそんなことを話して通じるかな?通じないと思うんだ。


まぁそういうことで話は終わり…え、まだあるの?

俺たちの話の邪魔にならないようにと畑を見回ってるネリーを呼んで欲しいと言われたからネリーを呼んで来る。

以前ギルドに渡した飾り櫛。

ひと月ほど前から金製や銀製の物を貴族向けに売り出して、十日前から一般向けに木製の物と銅や銀、真鍮製の物を小間物屋や服屋で売るようになったんだけど好評で売れ行きがすごいんだって。

貴族は豪華なものを特注で職人に作らせているけれど、数ヶ月待ちの状態なんだそうだ。

それでネリーの取り分をギルドに来てもらって確認して欲しいということだった。

人形やぬいぐるみも小さい子や若い娘さんに人気があって好調らしい。本当に女の子って可愛いものが好きだよなぁ。


あ、ずーっと尋ねそびれていたことを今マークさんに訊いても良いかな?

「マークさん。王都の子どもたちって何をして遊んでます?」

マークさんではなく、ネリーが答えた。

「うーん、かくれんぼとか追いかけっこね。私たち女の子はお店ごっこもしたけれど。」

「ネリー、こんな物では遊ばなかった?」

「何?これ?…面白そう!やらせて?」

「うん。いいよ。」

「タイクさん?これは一体?」

「おもちゃです。子どもと大人が一緒に楽しめるような物があったらいいかなと。」

俺はちょこちょこ作ってきたゲームをテーブルの上に置いた。

ダイヤモンドゲーム、五目並べ、スクラブル(ここはアルファベット風の文字を使っているから)、そしてドミノ。

サイコロは博打にも使えるから、双六を作るのはやめておいた。

トランプは丈夫な紙が無くて断念した。

いやトランプに使えそうな紙を俺なら生産魔法で作れる。けど多分俺しか作れないから却下だ。羊皮紙や板では厚くなり過ぎるし重過ぎる。

リバーシーは俺が弱いから嫌いなんだ。だから作らない。放っといてくれ。

ルールと遊び方を聞いたネリーとマークさんとキエラさんが実際にやってみてる。だんだん三人とも真剣になって…うん。なかなか良い反応だな。

















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