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「初期衝動」/「ママの腕の中」
「初期衝動」
少年の初期衝動は駆り立てられて
うずうず疼く渦巻き カオスになっていく
両親が居ない事 嬉しく思っちゃうほど
記憶喪失気味な 破天荒さで
夜の闇に飲み込まれたかった 早く
有り得ない初恋のイミテーション
届かないビルのイルミネーション
少年の初期衝動は堰き止められて
一気に溢れ出す 精液の様に
「ママの腕の中」
ただ君と逢瀬重ねるだけ
その虚しさと寂しさが無性に欲しい
悦びがすぐに霧消するとしても
誰も僕を汚すな 綺麗なまま ママの腕の中
誰も僕を貶めるな 消えないまま 頬に涙一筋
何も感じない 大人になったからかな
何も分からないのに分かったふりをする
そんな居なくても居てもいい無価値な大人に




