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忘却

さようなら私の三年間 さようなら私の・・・


そう思った時 さっき迄 輝いて見えた星が


ボヤけて 瞳に映った


「あれ?」「星がボヤけてるぞ?」


そう呟いた瞬間


私の瞳から涙が零れ落ちたのだった




「わあああ〜」両手で顔を抑えながら


私は泣き崩れた


一人になった事の 哀しさからかもしれない


やっぱり 引き止めればよかったのかな?


でも・・・ でも・・・




「う・・ひ・・・っく」


涙と共に言葉にならない声が 口から溢れた


そしてそのままベンチに座り 泣き続けた


忘れる為に・・・


この夜空にあの人への想いを 流し込もう


新たな明日を 迎える為に




「よし!」私はそう叫び 涙を拭った


その時親友の聡子から メールがきた


「今日彼氏と逢う日だっけ?」


涙を拭いながら そのメールに返信した


「フラれちゃったよ テヘッ」


何時もならソッコーで 返信があるのに


なかなか返事がこない


「フフ きっと慌ててるのね」




私は携帯を握ったまま 家へと歩き始めた


すると暫くして聡子から 返信があった


「な 何か ゴメンね」


その返事に またもクスッと笑ってしまった


「何で聡子が謝るのよ また話聞いてね」


「う・・・うん」「わ・・・分かった」


今度はソッコーで 返事がきた





この時私は この聡子からの 返信を見て


何故か分らないけど 少し妙な気分になった


う〜〜ん 何だろう この妙な感じは・・・


よくわかんないわ


さぁ 早く帰って ご飯 ご飯〜


私は気にも止めず 家路を急いだのでした


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