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自己嫌悪

私は ベッドに転がり シワくちゃの


チケットを眺めながら


「報われない 想いか・・・」




そう呟いたのでした・・・





翌朝も少し早く家を出て 会社に向かった


そして歩きながら思った


もう聡子と仲直りしなくてもいいかな・・と


その方が聡子も 私に気兼ね無くあの人と


付き合えるだろうしね


ハァ〜 やっぱ 私って 嫌な女なのかしら


私がこんなだから あの人に愛想


尽かされたのかもね・・・


そう思った時 自然と涙が 目に溜まっていた





ダメだ ダメだ 何朝から泣いてるのよ


私は周りの人に 気付かれない様に


そっと 涙を拭った


さぁ 元気ださなきゃね!


胸を張り 前を向いて 私は歩きだした





会社に着くと甲斐君が 私に挨拶をしてきた


それに私は驚き ある意味 凄いなと思った


もし私が片想いの相手を映画に誘って


映画は見たいけど 君とじゃな〜 みたいな


顔をされたら 私ならチケット渡すどころか


ソッコーで 帰って次の日会社で 会っても


無視決め込むけどな〜





私はイスに座り 額に手を当て思った


やっぱ 私 性格悪いわ・・・


自分で再認識して 自己嫌悪に陥った


さぁ 仕事しよ 仕事





そして 職場での永い一日も終わり 机の中を


整理したり 書類を片付けをしてると


「お疲れ様です」と誰かが ボソッと呟き


去って行った


それに気付いて 私が 顔を上げた時


目に映ったのは 事務所の扉を開けて


出て行く 甲斐君の後ろ姿だった





咄嗟の事で 何も言えなかったけど


無視されたと 思ったかしら?


もしそうなら 悪い事しちゃったわね・・・


って どうして私がそんな事を 気にしないと


いけないのよ!





バカバカしい さぁ私も帰ろうっと


会社を出て歩きだして ふと思った


この前の私みたく 今度は甲斐君が待ち伏せ


してるんじゃないかしら?


周りを さり気なく見渡したが そんな気配は


微塵も感じられなかった





そして思った 自意識過剰かしら・・・と


「ふぅ」ホント バカみたい


会社から家迄の道を 聡子と会わない様に


駅の前は避けて 裏通りにしていた


少し遠回りにはなるけど バッタリあの二人と


会うよりは 全然いいと思ったからだ





でも聡子と仲直りしないなら 映画どうしよう


チケット二枚もあるのに・・・


その時甲斐君の顔が 頭に浮かんだ


「うわっ」


どうして奴の顔が浮かぶのよっ!


直ぐに 頭を振って かき消した


やっぱ 聡子と仲直りしようかな


携帯を取り出して 聡子の名前を探そうとした


その瞬間 ブルブルと振動を始めて 携帯に


聡子の名前が 表示されたのでした

























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