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仮病の休日

暫くして携帯の振動は 止まった


私は枕に顔を埋めて 泣いた


何も考えられず ただ 泣いた


そして 私はそのまま 眠りに就いたのでした




翌朝目を覚ますと 顔がパンパンに腫れて


目は真っ赤に充血していた


凄い顔だな そう思いながら ボ〜ッと鏡を


見てるとドアをノックする音が聞こえてきた


「はい」ボソッと返事をすると




「お姉ちゃん入るわよ〜」


母がドアを開けて 部屋に入り私を見て驚いた


「あらあら どうしたの その顔は」


「う・・・ん」「ちょっとね」


俯いたまま そう答えると


母がベッドに腰掛け 私の頭を撫でながら


「会社には連絡するから今日は休みなさい」





そう言ってくれた 母の気遣いが


とても嬉しく思えた


「う・・ん」「ヒック・・・」


「大丈夫よ 母さんに話してみなさい」


その優しい母の言葉に 堪えていた涙が


ボロボロ溢れだした




そして昨日の一部始終を話した


「そう そんな事があったの」


「うん」


「それは辛かったわね」


その母の言葉に今まで我慢してた 私の中の


何かが 一気に崩壊する様に泣き出した


「ワアアア〜〜ン」




母は何も言わず 私が落ち着き泣き止むまで


頭を撫でてくれた


「どう?少しは落ち着いた?」


「う うん」


「でも聡子ちゃんも苦しんだでしょうね」


「え?聡子が?どうして?」


「だって二人共 幼い頃から何時も一緒で


ずっと仲良かったじゃない だからよ」


当然の様に母が そう 言い切った




私が何も言えず 俯いてると 母は話を続けた


「学生の頃から 一緒にテスト勉強したり


お姉ちゃんも聡子ちゃんに 助けてもらった


事があるんじゃない?」


そう聡子は頭が良くて 何時もテスト前には


聡子に迷惑をかけていた それなのに聡子は


嫌な顔もせず 丁寧に教えてくれた




「聡子ちゃん 言い出せなかったんじゃない?


お姉ちゃんに嫌われるのが 2人の関係が


壊れるのが 怖くて・・・」


そう言えば昨日 聡子が 何かを言いたそうな


顔をしていた でも言えなかったんだ




まだ何も言えない私に 母が言った


「親友は 大事にしなさいよ」


「うん分かった 少し時間かかるかもだけど」


「そう言えば 聡子ちゃんが 迎えにきて


心配してたわよ」


「え?!聡子が?」


聡子 迎えに来てくれたんだ





「それじゃあ 朝食の準備してるから


着替えたら降りてらっしゃい」


「は〜い」


「全くお姉ちゃんは調子いいんだから」


母は呆れる様に言うと 部屋を出て行った


そして 仮病の休日が始まったのでした























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