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純白のギャンブラー(改稿前版)  作者: レブラン
2章

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21話 最終戦勝者

 あらわになる手札。どよめく観客。

 そして、唖然とするムエルニ。


「まさか本当に公開するなんて……。しかも手札合計は9!? やっぱりジョーカーあるじゃない」

「あたしは勝つ気はない、このジョーカーはユエルに勝たせるために動くの。不安がらせないで!」


 吹っ切れたのかユエルはあたしの言葉に、曇り空から太陽の光が差し込むようにすっきりした表情を見せる。


「フェル。疑ってごめんなさい。自分フェルを信じます!」


 止まっていた白コインを場に出す。

 ムエルニはさせないとばかりに同じ白のコインを置こうとした。

 当然、ユエルも再度白コインを置き合計値が12になるようにする。

 ムエルニは白コインが尽き他のコインを手に取ろうとするがやめた。


 このゲームはコインを多くもっていたほうが勝利しやすくなる。

 あたしとユエルの両者コインを合わせると圧倒的な枚数差がつく。どれだけコインを出そうがあたしとユエルのどちらかが同じコインを出せば相殺される。

 さらにはジョーカーという牽制がある。

 実質2対1であり圧倒的にムエルニの不利な状況。

 それをわかってか、次の勝負を持ち込む事を決めたのだろう。


「勝者ユエル・タニア様。続きまして五巡目。泣いても笑っても最後となります」


 あたしとユエルは手札を見合うように表を向ける。

 当然、注意もされずゲームは続行。

 配られるカードのうち、ジョーカーの1枚はユエルの手に渡る。



 そしてもう1枚は――。



 あたし、フェル・ラグンダルトの手に。


「私の……負けです」

「ムエルニ様。投了(サレンダー)を宣言。残りはフェル・ラグンダルト様とユエル・タニア様」


 ムエルニは敗北を宣言した。

 続行ももちろん可能だったが、まず勝てない点で言うならばコインの数。

 ジョーカーが1枚または2枚ともムエルニの手に渡れば話は違ったかもしれないし、変わらなかったかもしれない。

 なんにせよあたし達の勝ちだ。

 あたしも同じようにサレンダーを宣言し、ユエルの一人勝ちとなる。


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