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純白のギャンブラー(改稿前版)  作者: レブラン
2章

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19話 3戦目後悔

「三巡目、ムエルニ様から」

「そうね。もう中盤、3枚増やしますわ」


 カードを配られる際にムエルニの表情は一瞬緩む。


「自分は……このままパスで」

「あたしも同じくパスで」


 今のあたしの手札は♣A、♣4、♥6。

 再び2の差でありコインも残り9枚。

 そろそろ皆動く頃なはず。そう予想していた時にムエルニは動いてきた。


「そうね。なら白のコインを表で」


 表と言う事は+1。

 ムエルニは残り2勝すれば確定勝利。

 このゲームは死の13数字から1以内が理想的、2以内に抑えるほうが現実的、3以上はほぼ負けと言ってもいい。

 ムエルニさんの手札からして明らかギリギリに近い数値と見たほうがいいのだろうか。


 それとも……。


「あたしもムエルニさんに白のコインを裏で」


 考えている通りなら、ここで止めといた方がいいと判断した。

 ムエルニさんの表情は今まで崩さなかったのに、眉が少し動くのが見えた。

 続くようにムエルニさんは再び白のコインを表側で上乗せするように出してくるだろう。

 本来なら勝利するために、残り1勝を全力で取りにいくのがいいのだろうけど、少ない回数なので早めに勝利数を稼いだほうが確実に有利なのは間違いないはず。

 あたしも続くように白のコインを出す。


「なんなんですか? 二人ともコインを出し続けて。なら自分も白を!」


 白コインを1枚残し、4枚消費してあたしの手は止まる。

 あたしはコインを持っていた手を台の上に置いて諦めた。

 ユエルはよくわかってない様子で青コインを出すが、ムエルニはジョーカーを出しユエルのカードを1枚捨てた。

 あたしも自身の手札から見て勝負に出たほうがいいのかもしれないが「もう無理ね」と、周囲に聞こえないように小さくそう呟く。

 結果、ムエルニの勝利となった。


「あら、私が残り1勝で勝ちですわ。先ほどは良い勘を働かせていたのに、そこの考え無しに潰されてお可哀想に」

「え、え、え、え? 自分もしかしてフェルの邪魔してたんですか?」

「ううん、そんなことはないよ。ユエルがいるのだからそれを考えずにいたのがいけなかったかも……」


 そう、ここまで消費してしまったのもあたしの自己責任。

 そしてムエルニのコインを減らせたのは大きい成果でもある。


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