第二話〜ステータス〜
気が動転している中、王の隣にいる人物が命令してきた。
「フェネラウス王の御前である。頭が高い。」
やはり尊大な人物は王であるらしい。そしてその隣にいるのは宰相と言ったところか。
急に召喚した上にこんな命令されるとは不本意であるが、頭を下げておく。
「構わん。勇者よ面をあげよ。して神にどのような能力を与えられた?」
能力もクソも僕は角を曲がった瞬間からついさっき目覚めるまで意識も記憶も無いし、能力の確認の仕方も知らない。
「わかりません。さっき目覚めるまで意識も無かったので…確認の方法とかはありますか?」
「ステータスと唱えれば基礎ステータスとスキルを確認することが可能だ。特別なスキルや魔道具がなければ基本的には本人にしか確認できない。」
「わかりました。ステータス」
名前:外崎仁 Lv : 1
HP:100 MP:50
力:10
体力:15
早さ:20
知能:10
器用:15
精神:20
スキル:なし(条件を満たさないと表記されません。)
平均値を知らないため、数値に関しては評価できないけどスキルはあるけど条件を満たさないと発現しないみたいだ。
この確認した結果を僕は王と宰相に告げた。
本日2話目の投稿です。誤字脱字、確認し都度修正します。