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第一話〜転移〜
僕は外崎仁。高校2年生である。部活はしておらず帰宅部で、成績は中学時代はそこそこであったが高校では下から数えた方が早いくらいである。
いつも通りの授業が終わり、帰宅途中に角を曲がった瞬間に地面が光り、意識が飛んでしまった。
目が覚めた瞬間に、アニメやマンガで見たことあるような、いかにも王様ですって風貌の人物が目の前に立っていた。
「目覚めたか勇者よ、その神に授かりし力を我が国のために使うがいい」
尊大な態度でもってその人物は僕にそう告げた。
これはいわゆる異世界転移というものだということに気付いたのは、この場所が勇者召喚の祭壇だと説明と共に祭壇から下に倒れている数人を見つけた時であった。
そして決してこの尊大な王は良い人物ではないであろうことは容易に想像がついた。
はじめまして。閲覧頂きありがとうございます。初めての作品なので温かい目で見守って頂けると幸いです。
誤字脱字は定期的に確認し、都度修正致しますのでよろしくお願いします。
勢いで書いている作品なので完結までいけるように頑張ります。