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詞、紡ぐ場所。

夢のあと

作者: 蒼井托都

はじめから分かってた

これは夢の中の話

君がここにいるなんて

僕の目の前にいるなんて


現実じゃないと知りながら

僕は確かに嬉しかった

笑顔を貼り付けながら

今すぐ泣きたくなった


ねえまた君に会いたい

また君に会いたい

もうこれが最後かもしれない

君の笑う声さえも

君の質感でさえも

目覚めたらきっと幻

ねえまた君に会いたい

また君に会いたい

もうこれが最後かもしれないから

この奇跡みたいな時間を今は

噛み締めていたいと思う



今を生きてくことが

ずっと苦しくなっても

あの日の君がくれた

夢の名残を抱えている


これが現実と知りながら

僕はいつでも求めている

あの日から永遠に

会えない人よ

どこを見渡しても消えない

いや僕は絶対忘れやしない

君の笑顔がこの世界にずっと足りない


ねえまた君に会いたい

また君に会いたい

もう会えないって信じたくない

君が笑う声いつも

聴こえてきたっていつも

今はもうすべて幻

ねえまた君に会いたい

また君に会いたい

もうあの日が最後だとしたなら

神様がくれたチャンスさえひどく

虚しいものみたいに感じる


抜け殻のような毎日で

彩りを失くした世界で

あの日の夢だけが眩しすぎて

どこを探してももういない

それだけがもう誰も変えられない

君の笑顔がこの世界にずっと足りない


ねえまた君に会いたい

また君に会いたい

また会えるって信じていたい

君が笑うたびいつも

僕の世界にはいつも

目覚めたい幸せがあった

ねえまた君に会いたい

また君に会いたい

もうあれが最後だって言うなら

君が笑うその向こう

君がいる夢の向こう

一緒に行ってしまいたかった

ねえまた君に会いたい

また君に会いたい

また会えるって信じていれば

いつか いつか いつか

君を忘れなければ

夢のように笑い合えるかな




(C)Aoi Tact

夢だと分かっていてもいいから、一瞬でもいいからまたあの人が笑っている姿を見たい。

って思う人が本当にたくさん増えました。

ひと欠片でも込められていたらいいなと思います。

ふわっとひげだんさんを思い浮かべながら音を乗せつつ、これはいざ歌われたら全力で泣くと思うとか自滅しながら、来年に連れていけない面影の数を目を閉じて数える秋の夜。

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