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4・修行

「はぁはぁはぁはぁはぁ~~~~~~~・・」


 春季は先程から30分間休憩無しに走り続けさせられていた。何故なら後ろからミファエラが剣先で突っついてくるからだ。

 春季も最初こそ全力でダッシュしていたものの数分とおかずに速度が落ちて、後ろにいるミファエラなどもはや走ってすらいない。大股で歩きながら春季を詰り倒していた。


「おらおらどうした~!? そんなんじゃナメクジの方が断然早いぞ! 子供にすら負けるんじゃないか!?

 これならそこら辺の女の子を捕まえて勇者名乗らせた方が良いんじゃないのか!?

 勇者と言えば理呼は優秀だったなぁ ここに来た当初まだ何の修行もしていないと言うのに私の全力についてきんだからな~!

 あぁすまん! 貴様は間違って召喚されたんだっけ!?」

「あ・・・あにょ・・ぜは・・ぜは・・トイレ・・トイレに・・・・・」

「あぁ? 聞いてなぇよ・・」


 春季が走る度にお腹の肉とほっぺたの肉が上下にブルンブルンと揺れ大量の汗が豪快に飛び散っていたが、ミファエラは根性論を地で行く人物か私怨でもあるのか分からないが、春季に容赦がない。

 ここは王城にある訓練施設だが壁には無数の大きな傷跡がありここの兵士の練度が窺える。そんな兵士達が新たな勇者を一目見ようとところ狭しと集まっていた。春季にとってはまさに公開処刑である。


「も・・・も無理・・ひゅっ・・ひゅっ・・」


 春季は内股になりつつ仰向けに倒れこんだ。


「誰が休んで良いと言った? 立てよおら!」


 ミファエラは襟首を掴もうと思ったが、汗でベットリしている服に触れるのが躊躇われ、髪の毛をむんずと掴むと、強引に上に引っ張り上げようとする。

 あまりの痛さに苦悶の表情を浮かべるが、内股で未だモジモジとしている春季に心の底から苛立ちを覚え、地面に叩き付けると無性に殴り付けたい衝動に駆られ春季に馬乗りになった。


「どうした? 女に股がられるのが好きなのか? この変態野郎め!」


 ドゴッ───と言う可愛くない音をたてて春季の顔を殴り付けるミファエラの顔は、歪んだ笑みに包まれていた。


「そりゃそうだよなぁ 人が催すところを覗こうとする変態だもんなぁ~」


 ドゴッ───この二発で左右の頬は晴れ上がっていたが、春季は言葉を発さない。


「こんなに良いように殴られて何も言い返せないなんてなぁ 新米兵士でもにらみ返すぐらいの事はして見せるぞ?

 それともまさか殴られて喜んでるんじゃないよなぁ この! 変態糞虫野郎がぁ!! アハハハ!」


 ドゴッ───ミファエラの顔は弱者をいたぶる事に快感でも得ているかの様に気色ばんでいた。これは自分でも気付かなかった感情だが、もしかしたら今まで抑圧されていた思いが、ここに来て春季と言うオモチャを手にいれた事で花開いたのかもしれない。


 気付けばミファエラの股は濡れていた───


「あふぅ~~~//////」






「あ? なん・・・なんだこりゃ~~~!!」

「しゅ・・しゅびばじぇん ぼきゅ 消化器系が弱ぃのでぇ・・・・」


 春季は恍惚の表情を浮かべながら、ミファエラの腰の下で豪快に漏らしていた。


「うぅ・・あぁぁああああぁぁぁああああぁぁあぁあぁあぁああぁぁあぁあぁああああああああああぁぁぁああああ~~~~~~~!!!」


 ミファエラは汚物に対する拒絶反応を示すかの様に反射的な勢いで飛び退くと、腰の剣に手をかけ躊躇う事なく何度も何度も春季に剣を突き立てた。


「この! 糞が! 死ねっ! ゴミ! 消えろ! 死ね~~~~~~~~~~~~~!!

 フゥ~フゥ~フゥ~フゥ~フゥ~~・・・」


 剣は春季の肉を突き破り背骨を断ち切り内蔵をグチャグチャにシェイクしていた。

 一通り気が晴れたのか済んだのかは知らないが、ミファエラは足早に建物の奥へと消えていってしまった。


「そ・・そんにゃご無体にゃ・・・・・」


 しかし春季の体はもう既に直っている。

 それを見た兵士達からは「凄い!あれはオートマジック《瞬間回復/トリップヒール》じゃないか!?」とざわついていたが、これはもっと凶悪なものである事に、兵士を始め春季すらまだ知らない。



 ミファエラが去ったあと何もする事が無いので、練習用にと渡された剣を抜いて軽く振ったり素振りをしたりと暇をもて余した。

 剣を振ったのは日光に修学旅行に行った際、お土産にと買った木刀以来だが、暫くして本棚の裏へと行方を晦ましホコリを被る事となる。


 この剣もまた木刀のように扱え、なまじ本物だと思うと自在に動いてくれる刀身に、まるで本当の英雄にでもなったかの様な妄想に捕らわれ、やたらめたらと剣を振り回す事に酔いしれた。

 それを見かねた兵士達は春季に声をかける。


「あの・・勇者様 もし剣の扱い方をご所望でしたらお教えしましょうか」


 春季よりも背も歳も筋力も大きい大人の男性兵士に敬語を使われ思わずドキリとたじろいだが、春季の処世術はまず初対面の相手には腰を低く丁寧な対応を・・・・である。

 もっとも下っぱ風体が拭えない春季にとって、例え年下であったとしても不遜な態度は必ず自分に跳ね返って来るもので何かと下手に出るのだが、そう言うところが相手に舐められる原因の1つになっている事を本人は気付いていない。


「よろしくお願いします・・・」

「それでは自分と同じ様に剣を持ってください」


 言われた通り剣を握ると、見よう見まねで素振りを始めた。


「良いですねぇ その調子です!」


 そうだ、こう言うので良いんだ────


 罵詈雑言を浴びせられ馬車馬の如く走らされるより、誉められる方がずっと良い。今まで誰からも誉められた事など1度も無なかった春季は、自ら進んで努力をする事に意味を見いだせないでいた。

 しかしここに来て共に何かを分かち合うと言う感覚がとても新鮮で、それは爽やかに春季の心を吹き向けていく。これは春季の中でいつの間にか消えていた希望の光が僅かながらも灯った瞬間でもあった。


「それにしても流石は勇者様です! あのミファエラ様にあの様な事を成されるとは! 正直胸がすいた思いです!」

「いゃ~ 成されたと言うか不可抗力と言うか・・・・」

「彼女は実力は確かなのですが厳しすぎるところがあるので・・・兵士達の中にも根を上げるものも少なく無いのです・・・

 それに・・・ここだけの噂なのですが 男にやたら厳しいのは どうやら同じ女性が好みの様で この城のメイドの何人かはミファエラ様の寝室に呼ばれた事があるのだとか・・・・」

「なんと!」


 何と言う事か、此方にもその様な素敵空間が存在していたとは! だから男が嫌いなのか?

 もしかしたら春季を目の敵にするのは、お目当てのミゼルヴァの花園をこれでもかと凝視してしまった事に起因するのではないだろうか。

 であるなら2人の関係を取り持てば少しは春季を見る目も和らぐのだろうが残念ながら彼にその器量はない。


「我々にも言えることですが ミファエラ様に認められるには やはり強くなるしかありません

 時に勇者様は必殺技と言うものを御存じですか?」

「必殺技? いいぇ存じませんが・・・」

「必殺技とは内に秘めた力を武器に与え これを行使する技の事です」

「魔力・・みたいなものでしょうか?」

「いえ 魔力とは別ですね なんと言うか気合いを武器に込めると言った方が良いでしょうか」


 何ともアバウトな説明だが、呪文を唱えたら難なく魔法を行使する事が出来たのだから これも何となくイメージでやれば出来るかもしれないと「やってやるぞ」と気合いを込めた。

 すると剣に何やら靄の様なものがかかり、それは次第に漫画でみたオーラ的な輝きを放ち始めた。


「おおぉー!! 流石は勇者様! 1度説明を聞いただけでここまで出来るとは!」


 周りの兵士達は絶賛してくれたが、そう言われると何の努力もしていないのに出来てしまった自分が何だか申し訳なく思えてくる。


「おめでとうございます! 必殺技の基本の型は習得出来ましたね!」

「基本・・ですか? この状態で斬るのではなく?」

「はい この様に・・・・・・剣の周りのエネルギーを凝縮させる事によって 剣は固くなり研ぎ澄ます感覚を造り出すことで硬さと鋭さを持った技となります」


 男性兵士は自分の剣にエネルギーを纏わせ、それを圧縮して見せた。剣にうっすらとそれでいてメスの様な鋭さを湛えている感じで、先程より危険な感覚が春季の体に流れ込む。

 それに比べて春季の剣は全体的にもっさりとした綿アメでもくっついてる様なエネルギーで、お世辞にも強そうには見えない。

 良くて鈍器か何かだろう。


「必殺技にはこの他にもエネルギーを斬撃として飛ばす事も可能なのですが 残念ながら自分には出来ません と言うのも必殺技の形には人により向き不向きがあるからです

 自分は剣の硬度と鋭さを上げる事ですね」

「成る程・・・自分に合った形を見つける・・ですか 何だか面白そうですね」


 やはり勇者と言われるからには人より目立つ大きい剣かエフェクトが美しい剣だろう。そこに強度を持たせるなら硬化と斬撃力アップは外せないし、何よりそれを派手に飛ばせたら漫画やアニメの登場人物の様でカッコいい筈だ。

「むふぅ~」と妄想を膨らませると不意に後ろから声が掛かった。


「ほぅ 技の基礎は習得したか 出来損ないでも勇者は勇者だな」


 そこには服を着替えたミファエラがいた。ほんのり髪が湿っているところを見るとお風呂にでも入ってきたらしい。髪から垂れた水滴が胸の谷間に吸い込まれていくのを拝めるくらい彼女の胸は大きいのだが、それをきつく鎧で締め付けてるせいもあってとても苦しそうだ。


「丁度良い 剣の稽古といこうじゃないか お前の顔を見たらまた切り刻みたくなってきたぞ」


 サイコパスみたいな台詞を吐きながらミファエラは勢いよく剣を抜き放った。周りの兵士達はその時点で春季から遠ざかる。

「待ってください」の一言もない辺り、彼女は彼らの天敵なのだろう。火に油を注ぐ様な真似はしない。


「それじゃ行くよ!」


 ミファエラは実践の中で教えるスパルタなので、どうするかの説明など一切ない「見て覚えろ」が彼女の座右の銘だ。

 兵士達も彼女に挑み打ちのめされ、勝つ為にはどうするか、何が足りないのかを仲間達と研究と議論を重ねる事でここまで来ている。

 突き放す事が逆に良い方向に向かっているのだ。


「ハッハッハー!! どうした! お前は突っ立ってるだけのただの木偶の坊か!?」


 ミファエラは必要に剣を狙ってくる。エネルギーを剣に溜めている筈なのに物凄い衝撃が腕に上る。

 反撃に転じようにも武器は弾かれ自分の体を防ぐ事で精一杯だ。


 『これでは弱い 力が足らない そうだ硬度!』


 と、春季は思い出した様に剣を硬くするイメージを膨らませる。すると剣に大きくまとわり付いていたエネルギーは刀身に収まりほんのりと輝く。受ける衝撃も幾分軽くなった様だ。


「ほぅ 体力は無いくせに力の使い方は一丁前の様だな では剣術の方はどうだ!」


 ミファエラは剣で斬りかかってくると柄の部分を利用し巻き込んできた。そのまま力任せに膝を斬りつける。すぐに直るとは言えバランスを崩した所に膝蹴りをくらい後ろにのけ仰け反った。

 それでも何とか攻撃しようとするが切っ先は彼女に届かず空を切る。

 春季は相手に会わせるようにエネルギーを少し伸ばす。硬度は落ちるだろうが当たらなくては意味がない。


 今度は春季の方から斬りかかって行った。が、ミファエラは受けたその力を受け流すと、春季の腕は剣に乗った勢いに持っていかれ、それと同時に胴をひと凪された。足で踏ん張り振り返り様に剣を振るうが、それは斜に避けられその流れのままミファエラは回転しながら脇腹を斬り払ってきた。


 この様にスピード、技術、体力全てにおいて勝てる見込みが見えないが、そこは卑屈な春季らしい作戦を思い付いた。それは・・・


 斬るだけがダメージじゃない────


 である。


 体を狙うから避けられる。なら避けがたい所を狙えば良い。それはどこか・・・・・相手の武器だ。

 春季はありったけの想いを剣に込め、硬くなるイメージを膨らませた。エネルギーは剣に吸い込まれてもう全く見えなくなったが、これで硬くなったのかは分からないものの今やれる事はやった。

 それを見たミファエラは上段から剣を振り下ろす。春季はそれを下から打ち上げる。


 ぶつかった瞬間もの凄い衝撃が春季を襲うが、それはミファエラも同様で、彼女の剣は腕ごと上に跳ね上げられており、ここに来て初めて驚きの表情を浮かべた。

 周りの兵士達も「おぉー!」と言う声で湧いた。


「へぇ成る程ね 当たらないなら武器を狙うって訳か・・・・

 てっきり脳みそは下半身並みに小さいと思っていたけれど 少しは考えるだけの容量があったってわけだ・・・・

 じゃ~ 此方も必殺技を使おうとするかねぇ」


 最後のその言葉を聞くや否や兵士の一人が大声で「撤収ーーーーーーー!!!」の号令を描けた。すると周りの兵士達は我先にと一目散に建物の中へと避難する。


「え? あの・・・ちょ!」


 春季は周りをキョロキョロ見回すがもはや広場には春季とミファエラしか残されていない。


 ミファエラの剣はほんのりと赤い色を放っている。兵士達の反応と彼女の赤いエネルギーが春季に危険信号を送り、全力で防御に徹する選択肢を選ばせ剣を正面に構えた。

 お膳立ては済んだかと言わんばかりに様子を伺っていたミファエラは、おおよそ剣が届かない距離から振り下ろす、すると剣に宿ったエネルギーは刃状になって春季に襲い掛かってきた。


 そのエネルギーに合わせ何とか剣で防いだものの、あまりの威力に後方に軽く吹っ飛んだ。

 エネルギーの刃は二つに断ち切られたが、消滅する事はなく後ろの壁に大きな傷を刻み込んだ。

 まさかと思うがこの練習場の壁の傷跡は、全部彼女が(もたら)したものかもしれない事を、兵士達の一連の行動から理解できた。


 ミファエラのエネルギーは上限が無いのか尽きる事なく連発してくる。こうなると避けるか防ぐかしかないが、さして身軽でも素早くもない春季に出来る事は限られる。

 距離を詰める事も攻める事も許されず、耐えるしかない。此方もエネルギーを刃状に飛ばせば良いのだろうが硬化を解けば剣ごと真っ二つにされ兼ねない。


 何かよい手だては無いものか。


「どうしたどうした! 亀みたいに縮こまっちまって のろまにはお似合いの戦法だねぇ」


 防御を捨て飛び道具を出したとしても当たる保証はない。かと言って攻めなければ押し潰される。

 エネルギーはイメージ。


『硬くて斬れて飛んでいく事に捕らわれなくても良いんじゃないか?』


 でも単調では駄目だ。何かと何かを組み合わせる。出来る事なら理想は攻防一体。


 硬くて柔軟──────────


 春季はイメージを固めると、剣を前に付きだしエネルギーを縦長にミファエラへと伸ばした。

 ミファエラはそれを悠々と避けるとお返しにとエネルギーの斬撃を放つ。

 しかし春季のエネルギーはまるで鞭の様にしなり、斬撃の起動をそらす。

 避けられた春季のエネルギーの切っ先はミファエラの方向へ「クニャリ」と折れると、そのまま彼女に襲い掛かった。

 同時に春季もミファエラに斬り掛かっていった。


「なっ!?」


 その異様な力の使い方に一瞬思考を停止させられたミファエラだが、問題は春季の剣と答えを出すと春季に向き直る。勿論エネルギーの方も警戒するが、それは「斬る」為に伸ばされたものではなかった。

 ミファエラは迫り来る必殺技のエネルギーを剣で弾いたが、弾いた筈のエネルギーは腕に絡み付き、しまいには体中に巻き付いて行き、ついにはミファエラの体の自由を奪った。


「なっ! 何だこれは! この!!」


 必死にもがくが振りほどく事が出来ない。


「ぉ・・おぉ・・・おぉぉぉおおおぉおぉおぉおぉぉおおーーーーーーーーー!!!!

 勇者様がやったぞーーーーーーーー!!!」


 ここまでやってみたものの、本人より喜んでいたのは兵士達だった。彼女を倒す事がよっぽどの悲願だったらしい。

 春季はエネルギーに縛り上げられたミファエラを見たが、剣から延びている切っ先が何だかおかしな動きをしているのが目についた。


 その切っ先は胸の鎧の留め金を一つ一つ「ピンッピンッ」と外していく。すると胸の鎧はそこに実っている大きな果実に弾き飛ばされる様に地面に落ちた。

 しかし自由になった果実だが「まだ皮を被り窮屈そうだ」と哀れに思った切っ先はまるで地獄に垂らした一本の蜘蛛の糸の慈悲深さでその果物へと救いの手を差し伸べる。

 見事救出された果肉は皮を破り自由になった喜びに「ブルンブルン」とうち震えた。


「ぅぁあああぁぁあぁあぁあ~~~~~!! 貴様ぁぁあぁ~~! 何をやっている~~~~~~!!!」

「ち・・違いますぅ! 僕じゃないですぅ!」


 春季は持っていた剣を地面に手放すが、それでも切っ先は止まらない。剣の先の形をしていたそれは、いつの間にやら人の手の形に姿を変え、今まで苦しんでいた2つの果実を「良く頑張りましたね」と言う慈愛に満ちた心でよしよしと撫でていた。


「おぉおぉぉおぉ~~~~・・・・」


 兵士達から先程とは違う声が漏れる。


「おのれ貴様らぁぁあぁぁ~~~~~!!!」


 ミファエラは剣に乗せる筈のエネルギーをその身に宿すと「うおぉぉおぉ!!」と言う雄叫びと共に巻き付いていた剣の触手を力ずくで千切り去った。

 そこに立っていたのは片手で胸を隠し、剣をぶら下げた夜叉だった。


 この後春季は理性が飛んだミファエラにメチャクチャに()()()()()()()された。

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