表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

未練タラタラ!さらば現世!!

 29歳独身 趣味アニメ鑑賞 特技は特に無し

仕事はごくごく普通の会社員

性格は割とクズだけどルックスには少し自信あり

どこにでもいる至って普通で平凡でちょっぴりオタク気質の男

それが俺「鈴木涼介」の自己評価である



  事件は優雅に愛車を運転しながら、職場から帰っている時に起こった。


  残業が長くなり日付がもうすぐ変わろうとしていた頃

いつもの時間に帰っていればこんな事にはならなかったかも知れない


  俺の自宅は職場から峠を2つ超えた所にある

少し遠い上に時間帯的にも交通量が少ないのでいつもよりスピードを出していたが、ヘアピンカーブに差し掛かった時だ

前方に突然2台のスポーツカーがドリフトしながら現われやがった


  咄嗟の事にパニクったままハンドルを切ってしまった俺はそのままガードレールをぶち破り、夜空に飛び出してしまったのである。


  よく人間は死の間際に走馬灯を見ると言われているが

俺はその時自分の死という恐怖に失禁しつつ、実にくだらない事を考えていた。

味わったことの無い浮遊感と死の恐怖に、現実逃避していたのかもしれない。


「やべーww俺飛んでんじゃーんwwwアイwwキャンwフラーイwwっていやいやいやまてまてまて!!落ちてる落ちてる!!現実でこの高さから落下したら普通に死ぬって!いやゲームでも死ぬ高さだな!グラ〇フなら確実にWASTEDだろ!!いや、そんは事はどうでもいい!どうすりゃ助か…いやああああああ死にたくないいいいいいい!!!あっ…」


  眼前に迫る地面を眺めながら意識を手放したのであった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ