図書館に行ってみた
なんやかんやで五話まで来ちゃいましたか
誰かが読んでくれていればありがたい限りです。
ここに来たのはいつぶりだろうか。幼いころはあいつに無理やり閉じ込められたが結界を破壊する魔法を覚えてからというもの一度も来ていないな…まぁいいとりあえず魔導書だ片っ端から探して絶対に見つけてやる
『テイ魔導書だ見つけたやつからもってこい!』
「サン様がやっとやる気にこれで私も馬鹿にされずに済む」
えっお前馬鹿にされてたの⁉それは正直申し訳ねぇ
「ヒソヒソ」
「ヒソヒソ」
ん?なんだ?ちょっと耳済ませてみるか
「あのバカ息子が図書館にだと」
「頭でも打ったんじゃね」
「パシらされてるテイちゃんかわいそう」
なんなんだあいつらマジで消し炭にしてやろうか絶対ゆるさねぇ。いやいいあとであいつに言いつけてやろう顔は覚えた俺に消し炭にされるより苦しむといいさ
「サン様お持ちしましたー」
『ありがとさん』
さすがテイだ仕事が早いって意外と多いな読み切れるんかこれ…だがここで引くわけにはいかんおれの堕落生活のために
「ところでサン様何を調べているんです?」
『ん?ああものに魔力を保存する方法についてだな』
「え?そんな魔法あるんですか?」
『いやだから調べてんの』
「そのようなものいまだ存在しませんよ」
え?どこからの声だ。だが確かに聞こえた後ろか?いやいないどこだ
「肩の上ですよ」
ん?いた。なんだこのちっこいのどっかで見たことが…
「覚えておられませんか?まぁそうですよね30年近く前なのですから。わたくしここの司書のロエルですよ」
あ~なんかいたなそんなのも、てか俺ここに来るの30年ぶりくらいなんだどーりで記憶に薄いわけだ…いやそれよりも
『存在しないってどういうことだよ』
「そのまんまの意味ですが?そのような魔法はここの文献にはありません。つまり自分で術式書いて創るしかないということです。」
あ~つんだ。固有魔法なんて創れねーよ。誰かに教えてもらうにしてもそんなことできる高位の魔術師なんて…
「もしあなた様にやる気があるのならわたくしがお教えしましょうか?」
いたわ高位の魔術師
うわぁサン意外と陰湿もっと脳筋かとおもったのに…あれ?てか今回テイちゃんの影が薄いこれは一大事だ!!