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異世界で頑張る  作者: 平田凡太
大会
35/50

着地

今、病院の窓から飛び降りて絶賛降下中だ。もうすぐ地面に衝突する。窓から見た感じはいけそうかと思ったが、結構マズイ状況かも知れない。着地する方法考えて無かった……


着地の態勢を取り、地面に着地する。地に足つけた時の衝撃は、少しの痺れとドアに指が挟まる程度の痛みが足全体に駆け抜けていくだけで平静を装う事が出来た。徐々に痛みが引いていき、数秒と経たずに足の痺れと痛みが無くなった。


さて、ファスタから逃げたはいいがこれからどうするかな。ずっと逃げてるわけには行かないし、爆破されると思って咄嗟に逃げたしな……もしかして病室内なら爆破されなかったのでは……?失敗した。


「や、こんな所で、君は何をしてるの?」


壁に寄りかかりうずくまっていると、上の方から声をかけられ声の方へ顔を向けるとそこにはフィアが浮いていた。


「フリッカが君を探してたよ?怪我させた事を気にしてると思うんだけど……」


そうか、フリッカからは逃げなくても良いのか。それでもファスタとセットなんだろうな……ほとぼりが冷めるまで何処かに身を潜めるか、大会が終わる頃に戻るかな。


行動を移そうと立つと病院を挟んだ方から悲鳴とも受け取ることのできる叫び声の様なものが聞こえた為、その場に座り込んだ。


「悲鳴だね。どうする?向かう?」


「聞くまでもないだろう?こうして座ったって事は行かないって事だ。ここで事態が収まるのを待つ」


「それがいいと思うよ。少し何があったか見て来るから待っててね」


フィアはそう言うとを病院を越え現場に向かって行った。壁をすり抜けたりは出来ないんだな。数分と経つとフィアが降りて来た。


「ここから逃げた方が良いかな。ここに居ると被害が──」


フィアが説明して居る最中に悲鳴が聞こえて来た方向と同じ方向から大きな爆発音が聞こえる。それと同時に敷地内にいる者は早急にこの場から避難する様に促される。


重い腰を上げその場から立ち敷地外へ歩き向かう途中、後ろが気になり後ろをチラ見すると屋上に深くローブを被った人物が見える。その人物は地上を見下し笑っている様に見える ……こう言う時の黒幕って奴は上から見てるのがテンプレだよな。


そう思い腰からダガーを抜き出し屋上にいる人物に向かって斬撃を飛ばす。もし黒幕じゃなくても人の不幸を笑う奴は許されざるぞ。

屋上にいた人物はこちらの攻撃に気づき、風の斬撃は届く前にかき消されてしまった。するとこちらに手を向け何か呟いているのが見える。


後ろから小さい破裂音が聞こえる。後ろを振り向くとダンジョンで見たドラゴンより一回り小さいが、体の周りに雷光を纏わりつかせこちらを紅い瞳でこちらを睨みつけて来る。


「……何だこいつ」


「雷獣って奴だね。私の雷じゃ吸収されちゃうかな」


「フィア、氷魔法でこいつを凍らせることは出来るか?」


「氷魔法を使ったらこの街全体が永久凍土になっちゃうから出来ないんだよね」

「でも、足留めくらいは出来るから君は早く逃げて」


フィアはそう言うと羽を仕舞い、雷獣の前に立ち塞がる。


病院内部には早々に脱出したのか人の姿が見えない。そこにファスタが階段を降りて来るのが見える。


「雑用?どうしたの?早く逃げなさい!」


ファスタには説明せずに屋上に向かう様に促す。屋上に着くと、そこには先程のフードの人物がいた。その人物は地上を見ている後ろ姿が見える。その人物はこちらを向かずに話を始める。


「ああ、早かったね。どう?ここから見下す景色は?」


屋上から見えるのは敷地内、敷地外問わず魔物達が蔓延り人々が戦っている。その人物はこちらを振り向きフードを外す。フードを外した頭にはツノが生えているのが見える。


「ボクは魔王第三幹ぶっ──」


自己紹介の途中、ファスタの強烈な一撃が胸部に衝撃を走らせた。


次の更新は来年です。

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