光
目を覚まし起き上がる。周りははとても暗い。二度寝特有の頭の重さを感じ、立ち上がる。ベットの上にはまだフィアが寝ている。今までって灯りはどうしてたっけな……今まではずっと昼だったから何も必要無かったのか……
やる事もないので外に出る。月明かりの様なものはなく辺りは暗く、空を見上げると遥か遠くに、無数のの星の光が見える。一つ一つの星の輝きに目を奪われていると、フィアが外に出てくる。
「君は何をやってるの?」
「星空見てた。綺麗だろ?」
「そうだね。綺麗だね」
と星を見ながら会話する。
綺麗だと見とれていると草を踏む音が聞こえてくる。隠密を使い隠れ、聞き耳を使い音の聞こえた方向を確認する。フィアは何も言わずに隠れてくれた。音が聞こえてきた方向見ると一つの光が見える。足音が二つという事はファスタとフリッカか?賊という可能性もあるし……
「一体何と戦ってるの?」
とフィアが聞いてくる。顔は見えないが恐らく、こいつは何を考えているんだと言わんばかりの顔をしていそうだ。確かに何と戦ってるんだろ……強いてを言うなら
「可能性と戦ってる」
賊である可能性とな!
「……あれが賊だったらどうするの?」
「逃げるか戦うかだけど……」
「戦うとしたらどうやって戦うの?武器もないもないのに」
ポーチを持って行かれたのを忘れていた。というか持ち物ないから賊に襲われる心配ないじゃん。むしろ賊に心配されるレベルだと思う。ここに武器があっても一対二だと勝てないな。一対一でも勝てるか微妙だけど。フィアは戦う事は出来ないのだろうか。
「一応戦えるけど、ちょっと魔法の調整が難しくて……最悪この街無くなるかも知れないよ?」
どんな魔法を使う気だよ。それやられたら俺も消し炭になるじゃないか……それは本当に最終手段としてとっておこう。
「攻撃魔法なんてそうそう使うものじゃないからね。魔力に余裕がある人以外の大抵の人は身体強化して戦うのが当たり前みたいだよ?魔力の消費を抑えられるとかで」
ファスタのあの戦闘は理に適っているのか。フリッカは……どうやって戦ってたんだろ。と納得しているといつの間にか家の前に二人立っており、二人が家に入っていく。
「顔見たか?てか何であいつら無言なんだよ。賊でもファスタ達でも怖えよ」
「確認して来よっか?この世界じゃ私が見えるのは君を含めて二、三人いるかどうかくらいだと思うから」
とフィアが立ち上がると家へ進んでいく。勇気がある子だ……周りの女達は男の俺よりも随分逞しいわ。
「私が逞しい訳じゃなくて、君がか弱いだけだと思うよ」
フィアはそう言い壁に手を当てるとそのまま入っていった。か弱いか……可愛い子に言われると泣きそうになるわ。そう項垂れているとフィアが出てきてで呼んでいる。
「君の心配する賊じゃなかったよ。残念だったね。」
何が残念なのかわからないけどそう言うことなのだろう。
そう思い家に戻った。
短くて話が進んでません。何がやりたいんだ此奴は。




