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episode4
「バイトすればいいじゃん」
友だちの沖田が肩を叩いて言った。
学食でいつも食べる飯が少し、不味いと感じ、
「ごちそうさま……」
立ち去る僕、
つまらないな自分と思ってしまう後ろ向きな僕なんて、
どんな物語と比べても華やかじゃないな。
「うーん、そうだ!」
沖田は頭をごしごしとさせて、閃いたかと思うと、
「俺と一緒にガソスタで働かないか?」
「いや、いいよ、俺は一人が好きだからさ」
そこまで、他人と一緒なのは好きではないのが、僕だ。
しょんぼりとする沖田。どんだけ、僕が好きなのか。
女だったら、カップルになっていたかもしれないけど、
あいにく男だ。
思えば、大学では腐れ縁的なものかもしれない。
「まぁ、おかげで沖田、俺、一人でやってみるよ、ガソスタで」
「そうか!まぁ、頑張れよ、ちなみに期待はしてなかったよ」
策士沖田ここにありと言ったようにニヤケ顔が鼻につくけど。




