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episode10

「追い付きたい」


「駆けろ獅子よ」


そんな心の声の秘めたる感情が

ハンドルを握っていると、伝わってくるのだった。


「どうしたんだ?駒乃」


かぶりをふって、その悪魔的な誘惑を断ち切る駒乃、

ここは一般道、死なせてしまえば、彼の人生は終了だ。


「いや、何でもないよ、」


駒乃は努めて明るく振る舞った、

相手に不安を、心配の匂いをちらつかせないように。


「そうか、」


沖田は駒乃の我慢しているようなところには気づきはしたが、

触れられたくないのだろうと思うと、正面の景色を眺めるのだった。しかし、友人のよしみで言えることをと思い、口を開く。


「だけどな……困ったことがあれば、言ってくれよ、ラーメン道一緒に極めるんだろ」

「まぁそうだな」


ミライースを走らせて、いつか来る先の見えない不安と、実現不可能の走り屋という夢を含ませている駒乃の視界には、

既に黄色のスポーツカーはいなくなっていた。


かつての走り屋は今、ここにはいない。


駒乃の見た車、RX-7の残像を、

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