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天の魚、地の翼。  作者: すにた
第二章「翔」
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2037年7月11日(土)、PM1:00、茨城県東茨城郡大洗町「大洗駅」

 ここは鹿島臨海鉄道、大洗鹿島線の大洗駅。私達は、赤煉瓦風の二階建ての四角い駅舎から、改札を抜けて駅前ロータリー前に出て来た。そこから自転車置き場のある右手方向に抜けて、交差点の信号が変わるのを待ってから、大洗町の目抜き通りに当たる「きらめき通り」を南東に進んで、取りあえずのランドマークとして、大洗マリンタワーを目指した。


「この辺りに来るのも水族館以来だね」

「そうだねえ」


「あの時はごめんね」

「何が?」


海月(くらげ)の水槽の前でずっと考え事してたから」

「そう言えばそうだってねえ」


 ちょっと歩くと二つ目の交差点に辿り着く。また信号が青に変わるのを待つ。さすがに暑い。気象庁の梅雨明け宣言が行われたばかりだというのに、真っ青な空に邪悪な入道雲が割って入って来ている。気温は摂氏30度越え。慣れると摂氏計は華氏計より実感し易くて良いスケールだ。私も新しい擬体になったら今まで以上に汗が出る様になった。この夏の発汗量は、葉子ちゃんとあまり変わらないんじゃ無いだろうか?


「それにしてもコンビニ一つないねえ」

「そう言うのは海の側に集まってるんじゃない?」


 次の交差点に差し掛かる前に、一件だけレストランがあった。そして、海の香りが近くなって来た、と思ったら、その次の交差点の向こうに、「大洗釣りセンター」なる看板を掲げる大きな施設が見えた。


「何にもないよ・・・」

「大丈夫。大洗シーサイドステーションってのがあるから」


 釣りセンターを越えると最後の交差点がった。そこできらめき通りは終わり、左折してサンビーチ通りへ。大部前から天辺(てっぺん)だけ見えていた大洗マリンタワーに到着だ。


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