詩: 死と再生の詩
掲載日:2026/05/08
振り返れば
転んだ日も
笑われた日も
どうにか立ち上がってきました
だから今日も
最後の坂道を
自転車のペダルの重さに耐えて
息を切らしながら登っていきます
この坂の上で
死が待っています
死ぬって
もっと劇的なものかと思っていましたが
夕暮れの匂いの中を
走るだけなのかもしれません
風が頬を撫でて
あたしはふと笑います
初めてのことは いつだって
少しこわくて 少し楽しみです
死んだあと
向こう側へ続く下り坂を
スピードをあげながら
駆け下りるつもりです




