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こまかい詩集2

詩 闇招き

作者: 仲仁へび



 とてつもなくくらい深い闇の中で

 あなたは無表情で手招きしているの


 まるで意思のない人形のようね

 あなたはもう死んでいるのよ


 生きているふりをして 私に話しかけないで

 なにもかも愛おしく過ごした 光の中で生きたそんな世界はもう

 決して 戻れない過去の時代だから


 最後に交わした言葉は はっきりと思い出せる

 あなたと抱きしめ合ったぬくもりも


 あなたを蔑ろにしたいわけじゃない

 ただ 過ぎ去ったものを整理するだけ

 だって あなたはこの世界にはもういないでしょう


 とてつもない深い闇の底から

 あなたが無表情で手招きしている


 けれども私はその手を取らないわ

 あなたはただの死者 私はこの世で過ごす生者


 さようなら大切な人



読了ありがとうございます。

ネタバレとかでうっかり自爆するのと、活動できない時間が多いとか、もろもろの事情があるため、感想の返信はできませんが、もらったら全て読ませてもらっています。

ありがとうございます。

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