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あの

作者: おふとんくるとん

御早う御座います。

 あの凛々(りり)しい少年をみよ。        少年のシャツは散々使いまわしてとうとう残骸ざんがいのようになった雑巾ぞうきんよりもやぶれている。     あの少年を見よ。  彼のデニムのハーフ・パンツは、血潮ちしおの色にまっている。    彼は3日間、何も食べていまい。なのに、その腕は、雄々(おお)しく隆起りゅうきを見せている。何者にもけてはいない。              敗けを認めてはいない。         銀髪のその少年の腕に抱えられ、その銃口が天に向けてかかげられているのは、IMIのイージー。  彼はサイェレット・マトカルの一員か。     わたしは十一歳の彼を尊敬しよう。   闘う彼を。   すべてを諦めた顔をして、闘うことをやめた八十歳を尊敬したら世の中は進化を止めるから。老兵は尊ばない。闘う者を尊敬しよう。

御読み頂きまして、誠に有難う御座いました。

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