その3
(´・ω・`)業務連絡…。(申し訳ございません。誤字報告は受け付けていません。)
「コレなら着艦できると思います。」
MM君に格納庫の隅に案内された。
エンジンがついていない骨組みだけの…。
ローターすら付いて居ない未完成のヘリコプターを示した。
「これは…。」
思わず呟く…。
見たことがない形だ。(部品が付いて居なくて想像できないという意味)
「多用途ヘリコプター…。とでも言いましょうか。トラックの様にシャシーと駆動部から動力取出しで荷台にどんな装置を乗せれます。そんな発想のヘリコプターです。」
「ほお…。」
感心する海軍士官。
「水平尾翼を大型化して空中停止時の安定性を向上させ、着降装置はスキットル形で強化、橇も装着できます。補機の発電容量も増やして配線回路も予備があり…。電気式機銃、圧縮空気式機銃を自在に対応できる機体です。」
MM君が胸を張って解説する。
「ふむ…。機銃は何処にでも取り付けられるのかね?」
まだ付いていないエンジン部分をのぞき込む士官。
「操縦士が掃射する場合、照準装置の関係上…。前方脚部に前方を向け付けます。キール下に吊り下げ式の機関銃座ですね。簡単な爆弾投下装置はポンチ絵は在りますが…。流石に詳しい方に設計して欲しいですね。」
書類板の束の中から挿絵程度の図面を広げ差し出す…。
「ほう…。爆弾はどれだけ積める?」
受け取った士官は指をなめ…。
「燃料満載ならば、投下装置もありますので60Kg爆弾で4発程度です。」
元気に答えるMM君に海軍士官は眉を顰める。
「…。六番の製造は既に終了している。」
「ええっ!困ったな…。地上攻撃で使うと…。陸軍に行った親戚に聞いてたので…。250Kg爆弾一発だと投下装置も含めて…。燃料減らさなきゃ…。」
ぶつぶつ呟くMM君…。
「取り付けはキール部分に全て取り付けるのか?」
随分と具体的な話になっている。
「はい、竜骨は3トン程度まで耐えられる強度が有ります。投下装置を引っ掛ける形になります。爆撃機、襲撃機への臨時対応、現地での改修に自在に変更できます。」
「搭載量800Kの内で成ら…。か?」
「はい、無論、搭載を油缶に特化すれば航続距離の増大、滞空時間の延長も可能です!巡行速度は落ちます。」
「現状、どの程度の時間滞空出来るのだ?」
「標準搭載型で二時間程度です。」
「もう少し欲しいな…。」
「現状では…。増槽(ドラム缶)を最大まで付けると搭載量は殆ど無くなります、人を2人乗せて飛ぶのが精一杯です。」
「そうか…。偵察程度か…。」
「強いて言えば人員搬送には使えます、乗せれるのは燃料の減った帰りだけですが…。」
「それでは使い道が…。いや。狭い場所にも着陸できるか?」
「航空母艦なら十分です。」
「いや…。例えば特設艦…。水上機母艦の様な甲板だ。」
「水上機母艦と言う物は知りませんが…。20m四方の平坦な場所が在れば着陸はできます。理論上。」
「そうか…制約はあるか?
「機体の自重に耐えられる地面で…。空が広ければ。」
「すばらしいな…。船への着艦を試してみたい。」
喜ぶ海軍士官にMM君が言葉を選び答える。
「それは…搭乗員の腕と度胸によります…。」
「よろしい…。腕は訓練すれば何とかなる。度胸の在る奴は用意しよう。」
海軍士官は確信の在る笑顔で答えた。
(´・ω・`)…。(マスターデータはテキストファイルで管理しているので。)整合性が取れない。
(´・ω・`)と言うか更新が煩雑なので…。(連載が三作同時だと…。)