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プロローグ
プロローグのため、とても短いです。
次話から本格的にストーリーが動き出します
幼いころに夢で見た風景。
やわらかい葉の原っぱとそびえ建つお城。
華やかなドレスを着た人と立派な服を着た人がなぜか私に向かってほほ笑んでいた。
暖かい日の光が降り注ぐ場所。
そこはまさに「夢の国」であった。
幼いながらにもその場所は地球のどこにも存在せず、異世界の国であるのだろうと分かっていた。
そして行けないと分かっていてもいつかは行けるものだと思っていた。
「行きたい、行きたい」と何度も言っては両親を困らせた。
成長するにつれどれだけ行きたいと言っても決して行くことのできない場所であると知った。
少女は成長し、
そしていつしか「夢の国」の存在は少女の記憶の片隅に追いやられてしまっていた。
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