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腹の中の澱

全27部分です。お付き合いよろしくお願いします。


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 五里が六歳の年のある日。


 佐子が畑仕事をしているときのこと。そこにあるはずのない鎌に足を引っかけ、大怪我を負った。


 命は助かったが、杖が無いとまともに歩けないようになってしまった。


 さらに追い打ちをかけるように、病が流行り、佐子は床に伏せるようになった。


 村人は、そのまま親子もろとも死ねばいいと思っていたが、五里は元気で、次に病に冒されたのは多良だった。


 年寄りの多良はあっけなく死んでしまった。


 佐子はというと、たいして看病もしないのに、回復した。


 生きるため必死に畑仕事をしていると、多良が死んだのは佐子のせいだと、村の子供たちから石や泥を投げられるようになっていった。


 佐子の両親にも同じで、老いた二人は日に日に弱っていった。


 村の長の家督を継いだ多朗は、美人の佐子に未練があり、優しくしたかったができなかった。


 多朗の妻が冷徹で、許さなかったのだ。


 多朗の妻は、佐子が満足に働けないことを理由に、佐子と五里の食事を少なくし、家事をするにあたって佐子を使い回した。


 佐子は、腹を空かせる五里に自分の分も与え、ずっと少ない飯で我慢した。


近々 次話投稿 予定

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