キャラの属性 ~オールジャンル編~
ツンデレ、ヤンデレ、クーデレ、懐き系、引っ込み思案、妹系、お姉さん系、ボーイッシュ、ロリっ娘、中二系、幼馴染──
世の中にはたくさんの萌え属性──もとい、萌えキャラが溢れています。
そして、絵より声より萌え(可愛い)を作るのが難しいのが文章。
それはなぜか。ラノベで再現したって、ただの字面じゃないですか。それよりはパッと見で分かりやすいイラストやアニメだと、すぐに“か、可愛い!!”となるからです。
だから、ある種萌えを追及したジャンルであるラノベの表紙や口絵、挿絵にヒロインのイラストが多いのだと考えます。
しかし、本当にそれだけが“100%の萌え”なのか。今回はそのことについて書いていこうと思います。
〇目次
1.外見と中身
2.おれのかんがえるさいきょうの萌え属性論
今回も2は、恒例になりつつあるやつです。内容としては、前回のテンプレ(その②)のように、個人的にこうしたらいいのかもしれないということを書いていきます。
では始めます。
〇外見と中身
キャラにおける外見と中身。それぞれの担当は“イラスト”と“テキスト”になります。
・外見
外見には必ず特徴があります。しかし、執筆する上では、読者にキャラのイメージを想起させるだけの説明に成り下がってしまうのです。だから、必要最小限の描写にとどめておいた方がいいかと思います。
ぱっと目を惹く萌えは絵師さんに任せて、原作サイドは出来上がりを待ちつつ、内容を充実させる努力をしましょう。
ここからは日頃の雑感です。ギャルゲー制作談などで“ビジュアル重視でテキストは添え物”みたいなことを目にします。ラノベでも“表紙買い”“ラノベの9割はイラスト”などとよく見聞きします。ラノベ作家を目指す上で、これほど悲しいことがあるでしょうか……。
そのキャラの外見的特徴を考えたのは絵師さんですか? 違うでしょう。
しかし、様々なコンテンツが溢れる中で、素早く萌えを感じることに関してはイラストほど手っ取り早いものはないことは認めます。でも、それだけでは損をしているように感じるのです。理由は中身でkwsk(詳しく)。
・中身
こっちがメインです。ライト“ノベル”ですよ? 本来こっちがメインなんです(二回目)。
先ほど損をしていると書きました。そのことについて説明していきます。
ラノベにおいて、99%以上を占めるのは文章。つまり、萌えはほとんど文章に詰まっているのです。イラストだけ見ても“この娘可愛いな~”という中身のない萌えで終わる。対して、読んでいる途中・読了した後はどうでしょう。キャラが話してるんですよ? キャラが動いてるんですよ!? その一つ一つの行動や言葉に萌えを感じられるのに。もったいない。
イラストは確かに必要不可欠な要素ですが、ラノベというのはそれだけじゃないんですよ!ということを伝えたかったです。
ラノベはイラストとテキストと合わせて初めて100%の萌えを実現できるコンテンツなのです。
ここからは日頃の雑感を。最近若者の読書離れは著しいと感じます。公共交通機関を利用した際、紙の本を読んでいる若者はどれくらいいますか? ほとんどいませんよね。ほとんどがスマホスマホスマホスマホ……。もしかしたら電子書籍やweb小説を読んでいるのかもしれませんが。
読書というのは、読解力や語彙力をつける唯一の方法だと思いますし、何より小説であっても様々なことに興味を持つよい機会だと思うのですよ。
ラノベでさえ英語や国語で役に立つことありますからね? ルビだって立派に役に立つんですからね?(実体験あり)
〇おれのかんがえるさいきょうの萌え属性論
萌えに関してはどうしても理論で語ることは難しいのですが、一応僕個人の考えで書いていきます。
まず、ここで主張したいこと。それは──
──ストーリーに合わせて、自分の好きな属性のキャラを組み込めばいい。
ということです。
完結まで付き合うキャラクターたちです。趣味で書くならなおさらに、自分が好きなキャラじゃないと面白くないし、その面白くない気持ちは読者に必ず伝わります。
しかし、パーツの寄せ集めだけでは薄っぺらいキャラが出来上がってしまいます。その点については注意が必要かと。
今回はなんだか“これじゃない感”があるのですが、次回、もっと突っ込んだ話をしていこうかと思います。〆切とクオリティの両立って難しいですね(現在更新10分前)。
普段は次回予告をした段階で結構書きたいことは大体決まっているのですが、今回はそれがあまりない&理論で書きにくい分野だったので、内容が薄っぺらくなってしまいました。反省です。
というわけで次回予告。
「キャラ ~オールジャンル編~」です。
僕が日頃目標というか、キャラについて考える時の座右の銘があるので、その辺を書いていこうと思います。
それでは。
一度投稿しないと高機能執筆フォームを起動できないのが不便です。