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閑話休題 ~保守と挑戦~

 保守:ヒロインを魅力的に描くことに特化すること。

 挑戦:ストーリーに重きを置き、あからさまな(ラッキースケベみたいな)萌えシチュエーションは組み込まないこと。


 この創作論を一言でまとめるとこの2つの対比です。少なくとも、僕はそう思って書いています。

 そして、今回は現在のラノベ業界に望むことを書いていきたいと思っています。

 では早速。



まず、言いたいことをはっきり言います。


 そろそろとらドラの意志を継ぐ作品が出てもいいんじゃないかなぁ!!

 そろそろ一周回って原点回帰してもいいんじゃないかなぁ!!


この二つです。まぁ、二つとも言ってることは大して変わらないのですが。


キャラのためのストーリーなのか、ストーリーのためのキャラなのか。

構想を練る段階で最初に決めるのはこのあたりの概念ですよね。

最近の市場を見ていると、どうしても前者が目立つ。だから、一周回って後者が目立つようになってもいいんじゃないかなぁと思うのです。

現に、禁書やSAO、デュラララ、俺ガイルといった作品は、後者を重要視している作品だと思うのです。読者受けが良ければ、普通に売れるのです(SAOはちょっと例外だけれども)。

僕が本を読まない人が増えていると嘆いたことも、後者のような作品があまりないことも原因の一端を担っていると感じたからです(詳しくはキャラの属性を参照)。


保守的な作品を書いていれば確かに安定しますよ。でも、多くの場合、低リスク低リターン。

でも、萌え特化の作品で、帯に○○万部突破!っていう文字見たことあります? 僕はありません。


しかし、僕はこうも思います。


誰もが潜在的にハラハラする物語を望んでいる。しかし、読むのが面倒。

つまり、スイッチが入るまでに時間がかかる。


この気持ちはすごくよく分かります。

だから作者サイドに一言。その辺りはラノベだろうが漫画だろうが、冒頭でインパクトのあるシーンを入れればいいのです。「何これすげー面白い」「何これここからどうなんの!?」と思わせてしまえば作者の勝ちだと思います。

 何から得た情報なのかはちょっと忘れてしまったのですが、「初めの部分は作者の営業みたいなものだ」ということを知り、確かになるほどと思いました。


 僕の実例を挙げると、「そんな世界は壊してしまえ -クオリディア・コード-」でした。

 気になった方は購読してみてください。最初の数ページで笑いが止まらない&ドン引きします。

 前に「人類全体を愛しすぎるがゆえに、個人への愛が理解できない主人公が登場する」と、テンプレ(その②)で書きましたよね。アレです。

 冒頭で主人公がサブヒロインの告白を振っています。しかし、前述のとおり、個人への愛が理解できないヤツで、かつ「すべて論理で語れ」なやつなので、それはもう大変なことになっております。

 百聞は一見に如かず。冒頭だけでも一度読んでみることをお勧めします。


 話がだいぶ逸れました。戻します。

 書店でその冒頭を読んだ僕。完膚なきまでにノックアウトされました。

 何度も何度も読み返して、2巻の発売を今か今かと首を長くして待っております。

 

 この作品の発売からまもなく、重版が、重版が、売り切れが、売り切れが──とMF文庫Jさんのツイッターアカウントがすごく忙しそうにしていたのを今でも覚えています。


 この作品の作者が変猫でおなじみのさがら先生ということや、橘先生(主著:デート・ア・ライブ)、渡先生(主著:やはり俺の青春ラブコメは間違っている)とのシェアワールドということもあり、すぐに重版がかかったとしても不思議はないのですが、やはりそれだけが理由なわけありません。みんな僕と同じように冒頭でノックアウトされたのでしょう。



 唐突に話が飛びますが、さらに話題をさかのぼって、ようやく本題です。

 望むのは原点回帰。かつて大反響をもたらしたとらドラのような純粋なラブコメを所望するという話です。もっと欲を言えば、泣ける要素というものも──(以下自粛)


 ラブコメオンリーで心理描写中心で葛藤とか苦悩とか試練とか乗り越えて最後にハッピーエンドとなる作品を所望しているのです!!


 保守的な作品って、代り映えのない印象があるのです。だから、挑戦的な、それこそ流行を作り出すくらいとんでもない化け物作品がそろそろ世に出てもいいんじゃないかなぁと思う次第です。


 バトル系とは違った意味で高度な描写力を求められるとは思いますが、そこは冴えカノのように(こちらはラブコメオンリーではないですが)セリフ中心にするとかでも、やりようはいくらでもあると思うので……。


 現在、そのような作品がぶっちゃけないので、なろうとかでいろいろ探している最中だったりします(何作かはブクマだったりとかお気に入りさせてもらったり)。


 保守はもう飽きた。だから原点回帰。

 猫やなぎは、ラブコメを極めたいと考えている次第である。


 内容がダレてきたので、この辺で終了。とはいえ、今までで一番ボリュームがあるという……。


 以下、次回予告です。

 お待たせしました。ラブコメ編です。

 サブタイトルは「リアリティ ~ラブコメ編~」です。


 あと、お知らせとお詫びです。

 VRMMO編についてなのですが、サブウエポンのようなシャープな内容になりそうなので(もしかしたらそれより酷いかもしれない)、自粛することにしました。

 ぶっちゃけ言えば、いいところをかける気がしません。たくさんの敵を作りたくないので、SAOの影響恐るべしの一言で済ませたいと思います(すでに敵がたくさんいるような気がしなくもないけど)。


 でも、要望があれば、書くかもしれません。多分。


 というわけで、ラブコメ編が終わり次第、この創作論は完結ということになります。

 

最後に。今回も勢いで書き殴った感があって、すごく読みにくかったと思います。ほんと毎度のことながらすみません……。スイッチが入ると突っ走るタイプで……。

ラブコメ編、もしかしたらもっと暴走するかもしれません。

なので、これまでよりも読みやすい文章や構成を目指します。


ではでは。

身も蓋もない話だが、作者の腕次第でどうとでもなるのが創作だったりする。


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