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キャラ ~オールジャンル編~

 アイドルのプロデューサーになったつもりでキャラを作れ!


 突然ですが、これが前回の次回予告で書いた座右の銘になります。

 しかし、これは“ただし2次元に限る”という理論です。AKBやももクロのメンバーで考えると少しどころかかなり分かりにくいです。なので、アイマスやラブライブのキャラを想起して読み進めてください。

 では、理由についてつらつら書いていくので、数分間どうぞお付き合いください。


 まず、この座右の銘を思いつくまでの過程を少し書きますね。

 僕がデレステのガチャを引いたときに、一つのことに気づきました。


(あれ? キャラ設定作るとき、一人ずつ履歴書みたいなのを作ればいいんじゃね?)


 そして、アイドルには必ず魅力があります。そのこともあって、魅力的なキャラを創るには、プロデューサーになったつもりで考えてみよう!となったわけです。


 それからの創作において、キャラが立っている=魅力的に描けているという風に考えました。

 そして、魅力を十全に引き出せるかどうかは、プロデューサーである書き手の腕にかかっています。だからこそ、彼女らについて彼女以上に知っている必要があるのです。

 あ、もちろん男キャラをないがしろにしていいという意味ではないですよ?

 多くの場合、登場キャラの男女比率が1:多である以上、ヒロインを重視する傾向にあるというだけです。



 でも、キャラについてなんでも知っていないといけないと思うと、1キャラ作るだけでもすごく大変です。必ず漏れが出てきます。

 だから、僕は端折れるところは端折りつつ、使える情報は積極的に使うことにしています。

 具体的には、前者は“体重”、後者は“血液型”。

 体重って、外見的特徴さえ決めてしまえば、推測ができます。なので、わざわざ決めないです。

 そして、後者の“血液型”ですが、これは裏設定で大いに使えます。それぞれの血液型には大まかな性格があります。それを利用してキャラの性格の大筋を決めたり、占いを利用してキャラの相性を決めたり。

 この方法の利点としては、テンプレの属性 (ツンデレやクーデレなど)から決める方法と比べ、人間らしさを出しやすくなることが挙げられます。つまり、深みのある個性を出しやすいということです。


 また、血液型に限らず、星座占いのような類いも使えます。

 具体的には、先ほど述べたとおりキャラの相性、そして誕生日を決めやすくなるという利点もあります。さらに、作中で“今日の占いが○○だった”と一喜一憂するシーンも書けますね。


 このように、キャラ設定をしやすいという面では、属性から固めるよりもはるかに利点があると思いませんか?


 僕は萌え=魅力だと考えているので、ぶっちゃけキャラが立ってしまえば──キャラ設定をほぼ完璧にしてしまえば──テンプレの属性などなくても十分に魅力的なキャラが出来上がると思うのですよ。そして、そこにインパクトのある属性を組み込むことにより、表向きの魅力と、裏の魅力が生まれるものだと考えます。



 以下、次回予告です。

 次回は「萌えと感動の両立 ~オールジャンル編~」を書きたいと思います。

 (ラブコメ編 カミングスーン!)


 ではでは。


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