第八十七話 通路を挟んで同じ気持ち
初めて読み来たよって方も、また読み来たよって方も、詩音と申します。
この作品は生成AIを活用して書いております。
今回の話は前回の話の続きとなっております。
悠人は美月の座席の前列、窓側に座っていた。
シートに背中を預け、まだ動き出さない外の景色をぼんやり眺める。胸の奥が、理由も分からないまま静かに高鳴っていた。ホームに立つ人影や、等間隔に並ぶ柱が、やけに鮮明に目に映る。
その少し後ろ、葵の席の後列の窓側では、日向が隣の子に穏やかに声をかけていた。
「まだみたいだね。出発」
「うん。でも、もうすぐだと思うよ」
落ち着いたやりとりの間にも、日向は通路越しに前方の様子をさりげなく見渡す。悠人の背中、向かいに座る葵と美月の気配も、自然に視界に入っていた。
通路を挟んで向かい合う葵と美月。視線が合い、葵が少し身を乗り出す。
「ねぇ、美月」
「……なに、葵」
美月は控えめに答え、顔を少しだけ俯ける。
「今さ、あたしね。悠人と美月が羨ましいなって思ってるんだ」
「えっ……」
美月の瞳が、かすかに揺れる。
「前にさ、美月があたしと悠人のこと、羨ましいって言ってたでしょ。あの時の気持ちが、なんとなくだけど分かった気がするんだ」
少し早口で、でも言葉はまっすぐだった。美月は黙って、静かに耳を傾ける。
「悠人とはさ、ずっと一緒のことが多かったから。今回みたいに離れてても、近くにいる感じがしてたんだよね」
「……そ、そうなんだ」
美月の声は小さく、息に溶けるようだった。
「でもね、今回はちょっと違うんだ。たぶん……美月が悠人の隣にいるから、なんだと思う」
美月ははっとして、申し訳なさそうに視線を落とす。
「……ごめんね、葵」
「ち、ちがうってば」
葵は慌てて首を振り、柔らかく笑う。
「美月が謝ることなんてないよ。あたしがさ、悠人の隣にいるのが当たり前だって、勝手に思い込んでただけなんだから」
美月は答えず、膝の上で指先をそっと重ねたまま俯いている。
「ねぇ、美月」
「……なに?」
「悠人と一緒なの、嬉しい?」
少し沈黙のあと、美月は小さく頷いた。
「……うん。とっても、嬉しいよ……」
「じゃさ、楽しい?」
「……うん。楽しいよ」
か細い声だけれど、迷いはなかった。
「そっか。それなら、いいよ」
葵はふっと力を抜いたように笑う。
「……えっ?」
美月が戸惑った顔を上げる。
「だってさ、せっかくの修学旅行なんだもん。楽しまなきゃダメじゃん。ね?」
美月は一瞬きょとんとしたあと、ふわりと表情を緩めた。
「うふふ……そうだね。葵の言う通り、だね」
「でしょ?」
葵は満足そうにニマッと笑う。
その笑顔につられるように、美月も自然と微笑んだ。
「……ホント、そうだよね」
通路を挟んで席は離れていても、二人の心の距離は、いつの間にかそっと縮まっていた。
やがて、新幹線が静かに動き出す。ホームが後ろへ流れ、速度はゆっくりと上がっていく。窓から差し込む光と、移ろう街の景色が、車内をやさしく包み込む。
残暑の気配を名残惜しそうに残した、午前の終わり。
それぞれが胸の奥に小さな想いを抱えながら、新しい旅が、静かに始まっていった。
初めて読み来たよって方も、また読み来たよって方も、詩音と申します。
この作品は生成AIを活用して書いております。
あの、後書きから読むって方っていられます?
ただ、なんとなく聞いているだけなので、あまり気にしないで下さいね。
じゃ、今回の話に触れますね。
えっと、今回の話は葵たちが乗った新幹線が発車するまでの葵と美月との会話はメインになってます。
葵と美月の本音の部分を話し合える様に、通路を挟んで隣同士ってしました。
悠人と日向が一緒だと中々話せないでしょうからね。
葵も美月も本音を語った事で、多少のわだかまりはあっても、以前と変わらない様に笑って過ごせる様な関係に戻りました。
距離が縮まって新しく始まった葵と美月の関係と共に、新幹線が出発しました。
新幹線が出発したので、しばらくは新幹線から見える風景と車内の様子の話が続きます。
次回は初めに見えてきた風景と葵たちの様子となります。
初めに見えてくる風景はなんでしょうね?
初めて読んで下さっている方も、また読んで下さっている方も、この作品を読んで下さって心より感謝を申し上げます。
スローな進み方のこの作品ですけど、これから先も葵たちの成長を温かい目で見守って下されば嬉しく思います。
厳しい暑さが続いてますので、熱中症にならないようにくれぐれも気をつけて下さいね。
また、後書きの方が本編よりも長いのかな?
では、次回の更新の日まで、それでは、ごきげんよう。




