第八十五話 旅のはじまりと、小さな距離
初めて読み来たよって方も、また読み来たよって方も、詩音と申します。
この作品は生成AIを活用して書いております。
今回の話は前回の話の続きとなっております。
残暑の熱気が白っぽい床のホームをゆらめかせている。
立っているだけで、じわりと汗がにじんでくる。
線路の向こうから、低い振動のような音が近づいてきた。
それが耳に届くたび、葵の胸はそわそわと落ち着かない。
(いよいよだ……修学旅行)
「えーっと……しおり、しおり……あ、あった!」
リュックの中をがさごそ探り、葵はしおりを引き抜いた。
そのとき、先生の声がホームに響く。
「乗る車両の号数と座席番号はしおりに書いてあります。他のお客さんに迷惑をかけないように、静かに座ること。いいですね」
「はーい!」
生徒たちの声が、むっとした空気の中に広がっていく。
ちょうどそのとき。
「まもなく新幹線が到着します」
アナウンスが流れ、葵はぱっと隣の日向に向き直った。
「ねぇねぇ、日向ちゃん。座席どこ?」
日向は落ち着いた手つきでしおりを開く。
指先でそっと番号を示した。
「ここ……窓側」
「いいなぁ〜! 窓側!」
葵の声がぱっと弾ける。
「外、めっちゃ見えそうじゃん!」
日向はその様子を見て、静かに微笑んだ。
それから、少し首をかしげる。
「葵ちゃんの席は?」
「えっとね……」
葵はしおりをのぞき込み、指で番号をたどる。
「日向ちゃんの一つ前の列。通路側だった!」
日向のまつげが、かすかに揺れた。
「そっか……」
小さく息をつく。
「少し離れちゃうね。わたし、葵ちゃんとたくさんおしゃべりできると思ってたのに」
「あたしもだよ〜!」
葵は肩をすくめる。
「絶対、近くなると思ってたのにさ!」
二人は同じように口をとがらせた。
そして次の瞬間、お互いの顔を見てふっと笑う。
席が離れるだけ。
それだけなのに、ちょっと寂しい。
でも――
葵の笑顔を見ていると、そんな気持ちも自然とほどけていく。
その少し後ろ。
美月はそっと悠人の横に立ち、控えめに声をかけた。
「ねぇ……悠人の座席って、どこなの?」
小さな声。
そこには、少しの期待と不安が混じっていた。
「俺?」
悠人はしおりを開き、指で軽く示す。
「窓側。ここ」
「……そっか」
美月は自分のしおりを見つめた。
「わたし、その後ろの列の通路側、だったみたい」
近い。
けれど、隣じゃない。
ほんの少しだけ、胸が寂しくなる。
美月はしおりを胸元で持ち直した。
「近いんだけど……ちょっと残念だなって、思って」
ぽつりとこぼれた本音だった。
悠人は少しだけ目を細める。
そして、ゆっくり口を開いた。
「席は別でもさ」
一度、美月を見る。
「近いんだから、話したりは出来るだろ」
「……うん」
その一言だけで、美月の肩の力がすっと抜けた。
そのとき。
ホームに、強い風が一気に吹き込む。
——来た。
ざわっと、生徒たちの声が広がった。
白い車体がホームへ滑り込んでくる。
風に押されて、葵の髪がふわっと跳ねた。
「うわっ、速っ!」
葵の声が弾む。
「やっぱ新幹線ってすごいよね!」
日向はその様子を静かに見つめていた。
ホームを抜けていく風。
近づいてくる白い車体。
少し浮き立った、生徒たちの声。
その全部が、これから始まる時間をそっと告げているように見えた。
「うん……」
日向は小さくうなずく。
「本当に。始まるって感じがするね」
そう言って、そっと葵の手を握る。
ひんやりした指先。
けれど、その温度は不思議と安心する温かさだった。
美月は風に揺れるスカートの裾を押さえながら、悠人の隣へ歩み寄る。
悠人は軽く視線を向けた。
「行こっか」
「うん」
二人は同じ速さで歩き出す。
やがて、列車の扉がゆっくりと開いていった。
胸の奥で、期待がふくらんでいく音がした。
初めて読み来たよって方も、また読み来たよって方も、詩音と申します。
この作品は生成AIを活用して書いております。
あの、後書きから読むって方っていられます?
ただ、聞いているだけなので、あまり気にしないで下さいね。
じゃ、今回の話に触れますね。
今回の話は新幹線が到着すると葵たちが乗るまでのホームでの様子に話となっております。
えっと、修学旅行の新幹線の座席ってどうなってるのだろうってAIに聞いたら、しおりとかに書いてある場合が多いってので、葵たちのしおりに座席が書いてあるってしてます。
あっ、葵と日向、悠人と美月って隣同士の座席って思いました?
えっと、前後の座席の列で悠人と日向は窓側で葵と美月は通路側ってしました。
何でそうなのかは次回の話で分かります。
と言うことで、次回の話は葵たちが新幹線の車内で座席を探してるって話になります。
なんだか、ネタバレみたいな予告になってるけど、まあ良いか(笑)
初めて読んで下さっている方も、また読んで下さっている方も、この作品を読んで下さって心より感謝を申し上げます。
スローな進み方のこの作品ですけど、これから先も葵たちの成長を温かい目で見守って下されば嬉しく思います。
四十度近い気温だったり、ゲリラ豪雨が降ったりしてますので、体調を崩さないように気をつけて下さいね。
また、後書きの方が本編よりも長いのかな?
では、次回の更新の日まで、それでは、ごきげんよう。




