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Jewel  作者: 詩音
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第九十七話 見つからない通りと見えてきた景色

初めて読みに来たよって方も、また読みに来たよって方も、詩音と申します。


この作品は生成AIを活用して書いております。


今回の話は前回の話の続きとなっております。

第九十七話 見つからない通りと見えてきた景色


バスは烏丸通りを北へと走っていた。古い町家の影が少しずつ途切れ、気づけばガラス張りのオフィスビルが並ぶ景色へと変わっている。窓に映る空も、どこか広く、遠くまで続いているように見えた。


信号待ちで止まった瞬間、窓に顔を近づけていた葵が、ぱっと振り向く。


「ねぇ、あれ? 六条通りってなくない?」


「えっ……葵、それはさすがにあると思うよ」


美月は少し驚いたように、やわらかく首をかしげた。


「だってさ、標示板もバス停もちゃんと見てたんだよ? でも全然見つかんないんだって!」


勢いよく言い切る葵に、美月は小さく笑ってから日向を見る。


「日向ちゃん、六条通りってあるよね?」


「うん。大きな通りじゃないだけで、ちゃんとあるはずだよ」


日向は穏やかに答える。その落ち着いた声が、少しだけ空気を整えた。


葵は前の席の悠人の肩をちょんとつつく。


「ねぇ、悠人も外見てたでしょ? 無かったよね?」


「……あんまり見てなかった」


短い返事。


一瞬の間を置いて、日向がやわらかく言う。


「葵ちゃん、悠人くんに聞いても、たぶん同じ答えだと思うよ」


美月がくすっと笑う。「うん、そんな気がする……」


「あっ、そっか。だよね」


葵はあっさり引き下がった。


悠人が振り返り、少しだけ眉を寄せる。


「おい、お前らな」


そのむすっとした顔が逆におかしくて、周りの生徒たちも笑い出す。「葵ちゃんの言う通りかも!」「いや、あるって!」と声が重なり、車内は一気に賑やかになった。


その様子を聞いていた運転手が、マイクを手にする。


「六条通りはありますよ。ただ、この通りみたいに広い道ではないので、京都の人でも知らない方は多いかもしれませんね」


先生が「ありがとうございます」と礼を言い、ざわめきが少し落ち着く。


葵はぱっと顔を上げた。


「運転手さん、ありがとー!」


明るい声に、車内の空気がふっとやわらぐ。


バスは烏丸御池で曲がり、御池通りへ。視界が開け、重厚な石造りの建物が現れた。


「なぁ、あの建物って何だ」


珍しく、悠人が自分から指を差す。


「あれは京都市役所だよ」


日向が静かに答える。


「うん、そうだよ」


美月も控えめに頷いた。


「えっ、あれが市役所? なんかさ、すごくない? 美術館みたいじゃん」


葵は目を丸くする。歴史を重ねた外壁が、午後の光を受けて静かに佇んでいた。


やがてバスは大橋へと差しかかる。窓の外には、半透明にきらめく鴨川。川辺には人が等間隔に座り、風に身をゆだねている。


「……テレビとか動画で見るのと、全然違って見えるね」


美月がそっと呟く。水面の光が、その瞳に揺れていた。


本物の光と風。画面越しでは伝わらなかった、やわらかな空気。


「うん。本当に来たんだなって思えるね」


日向の声は、静かであたたかい。


葵はしばらく黙って、水面を見つめていた。


見つからなかった六条通り。


さっきまで気になっていたはずなのに、今はどうでもよくなっている。


それよりも——


目の前に広がる景色のほうが、ずっと強く心に残っていた。


胸の奥が、ふわりとほどける。


「なんかさ……ちゃんと“来た”って感じする」


「……だな」


悠人の短い返事。


それだけなのに、不思議としっくりくる。


バスは川端通りへと進む。鴨川に沿う風景が、ゆっくりと後ろへ流れていく。


見つからない通りもある。


でも、その代わりに見えてきた景色が、確かにここにあった。


平安神宮までは、もう少し。


胸の高鳴りは、静かに、でも確かに近づいていた。


初めて読みに来たよって方も、読みに来たよって方も、詩音と申します。


この作品は生成AIを活用して書いております。


あの、後書きから読むって方っていられます?


ただ、なんとなく聞いているだけなので、あまり気にしないで下さいね。


じゃ、今回の話に触れますね。


葵たちを乗せたバスが烏丸通りを烏丸御池から川端通の風景と会話になっています。


葵ではないけど、皆さんは六条通りって知ってますか?


七条通りと五条通りの間に実在する通りなんだけど、今回の話で運転手さんが説明してた様に、生活道路なので知られてないでしょうね。


そんな小ネタを挟んで、御池通に建っている京都市役所、御池大橋から見えた鴨川の会話をしてます。


平安神宮まで距離はもう少しですけど、着くのはまだ先で車内の話は続きます。


次回は美月が先生にある事について、質問します。


それは何なんかは次回のお楽しみですけど、行き先が平安神宮なので、それを集めている方には分かるかな?


初めて読んで下さっている方も、また読んで下さっている方も、この作品を読んで下さって心より感謝を申し上げます。


スローな進み方のこの作品ですけど、これから先も葵たちの成長を温かい目で見守って下されば嬉しく思います。


秋雨前線で雨の日が続き様なので、くれぐれも気をつけて下さいね。


あっ、今回の更新でep.100になりました。


話数は第九十七話なんですけどね。


ep数と話数のズレは目次を見て下されば分かりますから。


また、後書きの方が本編よりも長いのかな?


では、次回の更新の日まで、それでは、ごきげんよう。


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