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16.修行


エリーナがお風呂に入っている間に夕食の準備に取り掛かる事にした。

手早く夕食を作り終えると、風呂から上がったエリーナといつものように食事をとる。

ちなみにシルフィーは先程までの事が無かったかのように無邪気に飛び回っていたが、俺には近づかなくなっていた。


「あっ、師匠、魔法について教えて頂けませんか? 昨日みたいな事あった時に身を守れる位には使えたらいいなと思いまして」


「確かにそうじゃな。猪ごときで大怪我するようでは、おちおち森で薬草採取も出来んじゃろうしの」


あんっ、それは言わない約束で……


「この身体、風魔法しか使えないんですけど大丈夫ですかね?」


「身を守る程度なら大丈夫じゃろ。使い方によってはかなり強力な魔法なんじゃぞ」


「俺でも使いこなせますかね?」


「大丈夫じゃろ。ただ、ぬしは魔力が少ないようじゃから何発もは打てんじゃろうがな」


とそこに興味深そうに話を聞いていたシルフィーが会話に混ざってきた。


「ボクにも教えてー!」


「残念じゃがシルフィーには教えてやれんかもの。そもそも人間と妖精とでは魔法の使い方が根本的に違うのじゃ」


「そうなのー? 残念だなぁ……」


「人間の魔法は体の内なる魔力を具現化させて発動するというのにに対して、妖精の魔法は魔力を使って自然界に存在する精霊の力を借りて術を発動しておるのじゃ。」


「へー、ボクの魔法って人間の魔法と違うんだね。知らなかったよ」


「あれ? じゃ、俺にかけてくれた回復魔法も実は違う魔法だったって事ですか?」


「そうじゃ。わっちが使った回復魔法は魔力によって傷んだ箇所を修復したのに対して、シルフィーの回復魔法は人の持つ生命力に働きかけその治癒力を引き出す魔法なのじゃ」


「お前、ホントに凄い奴なんだなぁ」


見た目は能天気でマヌケな妖精にしか見えないのに大した奴なんだなと感心した。


「そうだぞっ! クラ……ごっ、ごす……ごしゅっ……ごしゅじっ……ごしゅじんしゃびゃ……」


「もうクライドでいいよっ」


「クライドはもっとボクの事、大切に扱わないとダメなんだからねっ!」


確かに今日はちょっとおふざけが過ぎたなと反省は……してないな!


「悪かったよ、大切にする。改めてこれからよろしくな、シルフィー」


「あっ、うっ……うん。わっ、分かってくれたらいいんだけどさっ」


何故かシルフィーは照れたように顔を赤らめてそう答えた。

(こいつ、デレたな……)


それから食事が終り片付けをし、風呂に入ってからエリーナの淹れてくれた紅茶を一緒に飲み、また色々と話を聞かせて貰って寝ることとなった。


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