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紫陽花(あじさい)と鴨(かも)  作者: ろいやるぱふ
紫陽花
6/41

◆空腹◆

中央のロビーに戻ると、来た時に比べて人気が少なくなっていた。


私は人が疎らになった横長の椅子に腰を掛けると、会計の窓口から名前が呼ばれるのを待つことにした。




それとなく、先ほどの名刺に目をやる。




今まで気がつかなかったが、名刺の裏面には店の地図が刷られていた。


この病院の近くだ。


歩いても十分程度の距離だと思う。


大通りから細い路地に入っていくのだろう。


近所にも関わらず、店の名前を初めて知った有馬の様子を思い出す。


おそらく、そう流行っている店でもないのだろう。



ロビー内の時計に目をやると、じきに午後の一時になろうとしていた。



本来ならば、今頃は学校で給食を食べている時間帯である。




少し、空腹感がでてきた。






流行っていないとはいえ、ランチの一つ位はあるのではないかと期待し、私は名刺に書かれた店に向かうことにした。


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